ばん‐しょ【蕃書/蛮書】
江戸時代に、欧米、特にオランダの書籍・文書をさしていった語。
ばんしょく‐の‐あらそい【蛮触の争い】
了見が小さくつまらないことで争うこと。蝸牛(かぎゅう)角上の争い。
ばんしょ‐しらべしょ【蕃書調所】
江戸末期、幕府が洋学教授および洋書・外交文書の翻訳などのために設けた機関。安政2年(1855)洋学所として設立。安政4年(1857)開校。のち、洋書調所を経て開成所となる。
ばん‐しん【蕃神/蛮神】
外国人のまつる神。外国から伝わった神。
ばん‐じん【蛮人】
野蛮な人。
ばん‐せい【蛮声】
下品な大声。荒々しい声。
ばん‐ぞく【蛮族/蕃族】
未開の種族。野蛮な民族。
ばん‐ち【蛮地/蕃地】
未開の土地。蛮土。「数十日の波と船と—ばかりの熱帯とを」〈横光・旅愁〉
ばん‐てき【蛮的】
[形動]粗野で荒々しいさま。粗暴であるさま。「総てが疎大で—だ」〈宙外・独行〉
ばん‐ぷう【蛮風】
野蛮な風習。粗野な風俗。