こく‐が【穀蛾】
ヒロズコガ科の昆虫。小形のガで、全体に淡褐色。前翅(ぜんし)には黒褐色の紋が散在する。幼虫は黄褐色で、貯蔵穀物を食害する害虫。
こな‐が【小菜蛾】
鱗翅(りんし)目スガ科の昆虫。翅(はね)の開帳約1.5センチ。幼虫は青虫で、ダイコン・ハクサイなどを食害。温暖地では年10回以上発生する。
サラサ‐ひとり【サラサ灯蛾】
鱗翅(りんし)目サラサヒトリガ科の昆虫。体・翅(はね)とも黄色で、前翅には6本の黒いすじと赤色紋がある。夏に出現し、飛びながらチッチッチと発音する。幼虫はクヌギ・ナラなどの葉を食い、樹幹に袋状の...
さんか‐めいが【三化螟蛾】
イッテンオオメイガの別名。
さん‐が【蚕蛾】
蚕(かいこ)の羽化した成虫。かいこが。《季 夏》「—はや雌雄となるをかなしめり/節子」
しゃく‐が【尺蛾】
鱗翅(りんし)目シャクガ科の昆虫の総称。体は細く、翅(はね)の幅広いガ。ふつう夜行性で、灯火に飛来する。幼虫は尺取り虫。
しゃちほこ‐が【鯱蛾/天社蛾】
鱗翅(りんし)目シャチホコガ科の昆虫。翅(はね)の開張が約5.5センチのガで暗茶褐色。まるみのある翅をもつ。幼虫は静止するときに体の両端を持ち上げ、しゃちほこのような姿勢をとる。食草は、クリ・コ...
しろ‐ひとり【白灯蛾】
ヒトリガ科の昆虫。全体が白色のガで、腹部の両側に赤色紋の列がある。夏に発生し、灯火に飛んでくる。幼虫は黒い長毛に覆われ、モクモク毛虫・くま毛虫とよばれる。
すかしば‐が【透翅蛾】
鱗翅(りんし)目スカシバガ科の昆虫の総称。小形のガで、翅(はね)は細長く透明。昼間、花に集まり、形・飛び方などがハチに似る。幼虫は木の幹に食い入って虫こぶをつくる。ブドウスカシバ・コスカシバなど。
すずめ‐が【雀蛾/天蛾】
鱗翅(りんし)目スズメガ科の昆虫の総称。大形のガで体は太く流線形。夜行性のものが多い。翅(はね)は細長く、活発に飛ぶ。長い口吻(こうふん)をもつものが多く、花蜜を吸う。幼虫は尾端に1本の突起をも...