えぞ‐まつ【蝦夷松】
マツ科の常緑高木。北海道以北の山野に自生し、高さは40メートルになる。枝はすべすべし、小さい線形の葉を密生。葉は表面が白みを帯びる。5、6月ごろ、黄色の花粉をもつ雄花と紫色の雌花とがつく。球果は...
えぞ‐らいちょう【蝦夷雷鳥】
キジ科エゾライチョウ属の鳥。全長36センチくらい。全体に灰褐色で、冬季に白変しない。ユーラシア北部に広く分布。日本では北海道の針葉樹林にすむ。えぞやまどり。→ライチョウ
えぞ‐りす【蝦夷栗鼠】
キタリスの亜種。冬毛では耳の先端に総状の長毛が生える。北海道の森林に生息。
えぞ‐わかめ【蝦夷若布】
チガイソの別名。
えび【海老/蝦】
1 十脚目に属する甲殻類のうち、短尾下目(カニ類)と異尾下目(ヤドカリ類)を除くすべての種の総称。海水または淡水にすむ。体は頭胸部と腹部に区別される。頭胸部は1枚の甲殻で覆われ、二対の触角、五対...
えび‐いも【海老芋/蝦芋】
サトイモの一品種。形はエビ状で、柔らかい。京都市の東寺付近で栽培され、京都名物料理の芋棒(いもぼう)に使う。京芋。《季 冬》
えび‐お【海老尾/蝦尾】
1 三味線や琵琶の棹(さお)の先端の、エビの尾のように反った部分。かいろうび。 2 尾がエビの尾の形に似た金魚。
えび‐がに【海老蟹/蝦蟹】
ザリガニの別名。
えびがら‐すずめ【蝦殻天蛾】
スズメガ科のガ。翅(はね)の開張12センチくらい。体は灰褐色、腹部の両側に赤色の列があり、エビに似る。夜行性で、吻(ふん)が長く、筒状の花の蜜を吸う。幼虫はサツマイモやヒルガオなどの葉を食べる。...
えび‐こうりょう【海老虹梁/蝦虹梁】
エビのように湾曲した虹梁。側柱と本柱など、高低差のある所に用いる。唐様建築の特色の一。