くそ‐ばえ【糞蠅】
キンバエの別名。《季 夏》
くろ‐ばえ【黒蠅】
クロバエ科のうち、キンバエ類を除いたハエの総称。青黒い光沢がある。触角は羽毛状。活発に飛び、動物の糞(ふん)や死体に集まる衛生害虫。オオクロバエ・ケブカクロバエなど。
こ‐ばえ【小蠅】
ショウジョウバエやチョウバエなどの小形のハエ。
ごま‐の‐はい【護摩の灰/胡麻の蠅】
昔、旅人の姿をして、道中で、旅客の持ち物を盗み取ったどろぼう。高野聖(こうやひじり)のなりをして、弘法大師の護摩の灰だといって押し売りして歩いた者があったところからの名という。ごまのはえ。
ごま‐の‐はえ【胡麻の蠅】
「ごまのはい(護摩の灰)」に同じ。
さし‐ばえ【刺蠅】
双翅(そうし)目サシバエ科の昆虫の総称。小形のハエで、灰黒色、背に黒色の条紋がある。口は針状。牛馬に集まり吸血する。《季 夏》
さ‐ばえ【五月蠅】
陰暦5月ごろの群がり騒ぐ蠅。《季 夏》
しま‐ばえ【縞蠅/大麻蠅】
1 双翅(そうし)目シマバエ科のハエ。小形で、色彩や形状はさまざま。雑木林や水辺に多い。《季 夏》 2 ニクバエの別名。
しょうじょう‐ばえ【猩猩蠅】
双翅(そうし)目ショウジョウバエ科の昆虫の総称。ごく小形で、発酵した果物やきのこに集まる。世界中に広く分布し、種類も多い。キイロショウジョウバエは遺伝学の実験材料に用いられる。《季 夏》
しょくが‐ばえ【食蚜蠅】
ヒラタアブの別名。幼虫がアブラムシなどを食うところからいう。