へいさ‐けっかんけい【閉鎖血管系】
心臓から出た血液が、動脈から毛細血管を経て静脈を通り、心臓に戻る循環経路。血漿(けっしょう)の大部分と赤血球は血管外に出ることはない。脊椎動物・環形動物にみられる。閉鎖循環系。⇔開放血管系。
へいさ‐じゅんかんけい【閉鎖循環系】
⇒閉鎖血管系
へいそくせい‐どうみゃくこうかしょう【閉塞性動脈硬化症】
腹部大動脈・腸骨動脈・大腿(だいたい)動脈など四肢に血液を供給する血管で動脈硬化が進行し、血管が閉塞する病気。血流が不十分になるため、手足にしびれ・痛み・冷えを感じる。治療せずに放置すると、やが...
ヘパリン【heparin】
血液凝固を阻止する作用のある多糖類。肝臓や毛細血管の周辺の肥満細胞で生成され、血管壁に多く存在する。
ヘモレオロジー【hemorheology】
血管内の血液の流動について研究する学問分野。血液レオロジー。血液流動学。→バイオレオロジー
ベバシズマブ【bevacizumab】
抗癌剤(こうがんざい)の一。血管新生阻害剤と呼ばれる分子標的治療薬の一種で、血管内皮細胞増殖因子(VEGF)の働きを抑制し、癌細胞(がんさいぼう)に栄養を供給する血管の形成を阻害することにより、...
ベルテポルフィン【verteporfin】
加齢黄斑変性症の治療薬として用いられる光感受性物質。商品名ビスダイン。静脈から投与し、薬剤が脈絡膜の新生血管に到達した時にレーザーを照射し、新生血管を退縮させる。
べん‐まく【弁膜/瓣膜】
心臓や血管・リンパ管の内部にある、血液やリンパの逆流を防ぐためのひだ状の膜。弁。
ペガプタニブ‐ナトリウム【pegaptanib sodium】
加齢黄斑変性症の治療に用いられる分子標的薬。商品名マクジェン。硝子体に注入し、脈絡膜で新生血管の発生・発育を促進する血管内皮増殖因子(VEGF)の働きを阻害する。
ほうらん‐はん【抱卵斑】
鳥類で、抱卵期の親鳥の腹部に見られる、羽根が抜け落ちて皮膚が露出した部分。血管が集まり、温度が高く、卵を温める役割をもつ。