えら【鰓/腮/顋】
1 水中にすむ動物の呼吸器官。魚類のものは、ふつう櫛(くし)の歯のような鰓弁(さいべん)に毛細血管が分布し、これに触れる水から酸素をとり、二酸化炭素を出す。 2 人のあごの骨の左右に角をなす部分...
エラスチン【elastin】
血管壁や靭帯(じんたい)など、弾性組織の一部をなすゴム状たんぱく質。
えん‐い【遠位】
解剖学で、ある基準となる場所からより遠く離れたところに位置していることを表す言葉。四肢では体幹から遠い側、血管では心臓から遠い側をいう。→近位
エンドセリン【endothelin】
血管内皮細胞から形成・放出される強力な血管収縮因子。昭和63年(1988)、真崎知生らにより発見された。21個のアミノ酸からなるペプチド。
エー‐ブイ‐エフ【AVF】
《arteriovenous fistula》血液透析で、十分な量の血液を透析器に送るために、患者の皮下に作成される内シャントのうち、動脈と静脈を直接吻合(ふんごう)したもの。自己血管内シャント...
エー‐ブイ‐ジー【AVG】
《arteriovenous graft》血液透析で、十分な量の血液を透析器に送るために、患者の皮下に作成される内シャントのうち、動脈と静脈を人工血管でつなげたもの。人工血管内シャント。人工血管...
エーラスダンロス‐しょうこうぐん【エーラスダンロス症候群】
《Ehlers-Danlos syndrome》小児慢性特定疾患の一つ。国の指定難病に登録されている。先天的な結合組織の異常で、皮膚の過弾力性、関節の過伸展、血管の脆弱(ぜいじゃく)性が特徴。EDS。
おうはん‐ふしゅ【黄斑浮腫】
網膜の黄斑部にむくみが生じた状態。糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症、サルコイドーシスなどの病気で、網膜の血管から血液中の水分が漏れ出すことによって起こる。
オンコセルカ‐しょう【オンコセルカ症】
《oncocerciasis》回旋糸状虫という細長い糸状の線虫、オンコセルカによって起こる風土病。皮下に大きなこぶ状の腫瘤(しゅりゅう)を作り、激しいかゆみと発疹を伴う。幼虫が血管を通って目に至...
かいほう‐けっかんけい【開放血管系】
毛細血管がなく、動脈と静脈がつながっていない血管系。節足動物・軟体動物などにみられる。開放循環系。⇔閉鎖血管系。