へん‐けつ【返血】
[名](スル) 1 血液透析や人工心肺などで、体外に取り出した血液を再び体内に戻すこと。 2 自己血輸血で、前もって患者から採取しておいた血液を患者自身に輸血すること。
ほう‐けつ【放血】
動物の体から血液を抜くこと。血抜き。脱血。
ほぞん‐けつ【保存血】
凝固を防ぐ薬剤を入れて低温で保存する輸血用の血液。約21日間有効。保存血液。
まっしょう‐けつ【末梢血】
血管の中を流れている普通の血液。 [補説]骨髄などの造血臓器にある血液や、臍帯血(さいたいけつ)、リンパ液・組織液などの体液と区別するために用いられる。
む‐けつ【無血】
血を流さないこと。また、戦争などの手段によらないこと。
むしょうこうせい‐しんきんきょけつ【無症候性心筋虚血】
胸痛などの自覚症状を伴わない心筋虚血。無痛性心筋虚血。
むつうせい‐しんきんきょけつ【無痛性心筋虚血】
⇒無症候性心筋虚血
むはいらん‐しゅっけつ【無排卵出血】
排卵を伴わない月経様の出血。排卵を促すホルモンが正常に分泌されないことによって生じる。過労やストレスなどによるホルモンバランスの乱れが大きな要因とされるが、初経後しばらくの間と閉経前にも見られる...
ゆ‐けつ【輸血】
[名](スル)血管内に、他の健康な人の血液あるいは血液成分を注入し、その不足を補うこと。外傷や手術で出血量の多い場合や、白血病・貧血などの血液疾患などの際に行われる。
よう‐けつ【溶血】
赤血球の膜が破れて、中のヘモグロビンが流出する現象。赤血球と抗体との反応に補体が加わることによって生じ、また機械的刺激や蛇毒などの化学物質、浸透圧の低下などで起こる。