えん【縁】
[常用漢字] [音]エン(呉)(漢) [訓]ふち へり よる ゆかり えにし よすが 〈エン〉 1 物のへり。ふち。「縁海・縁辺/外縁・周縁」 2 物事のつながり。かかわりあい。ゆかり。「縁由...
えん‐あい【縁合(い)】
1 親類という関係。血縁。縁続き。「吉川と岡本との関係、岡本とお延との—」〈漱石・明暗〉 2 結びつき。関係の深いこと。「五ヶ年養育致候—を以て」〈漱石・道草〉
えん‐い【遠位】
解剖学で、ある基準となる場所からより遠く離れたところに位置していることを表す言葉。四肢では体幹から遠い側、血管では心臓から遠い側をいう。→近位
えん‐えん【炎炎】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 火の盛んに燃え上がるさま。「—と燃え盛る市街地」 2 熱気の盛んなさま。「理想は其—たる熱血を煽(あお)れり」〈秋水・兆民先生〉
えんかく‐しんだん【遠隔診断】
医師と患者が直接面接せずに、心電図・血圧・脳波などの情報やX線の写真を、テレメーターで送って行う診断。遠隔病理診断。
エンカルナシオン‐しゅうどういん【エンカルナシオン修道院】
《Real Monasterio de la Encarnación》スペインの首都マドリードにあるアウグスティヌス会の修道院。1611年にスペイン王フェリペ3世の妃マルガリータにより創建。3...
えん‐こ【縁故】
1 血縁・姻戚(いんせき)などによるつながり。また、その人。「犠牲者の—を探す」 2 人と人との特別なかかわりあい。よしみ。つて。「—採用」
えんご‐さく【延胡索】
ケシ科の多年草数種の総称。ジロボウエンゴサク・ヤマエンゴサク・エゾエンゴサクなど。山野に生え、地下の塊茎から1本の茎が出て枝分かれし、先に小さい葉をつける。塊茎を漢方で浄血・鎮痛・鎮痙(ちんけい...
えんしょうせい‐ちょうしっかん【炎症性腸疾患】
腸管に繰り返し炎症を起こす難病の総称。長期間にわたって下痢や血便が続く。潰瘍性大腸炎・クローン病・腸管ベーチェット病など。原因は不明で根治的治療法は確立されていない。IBD(inflammato...
えん‐じゃ【縁者】
縁続きの人。親戚。「親類—」 [補説]近世では、血のつながった親類と区別して、婚姻・養子縁組みによって縁続きとなった家の人をさした。