や‐ばね【矢羽根/矢羽】
1 矢に矧(は)ぐ鳥の羽根。ワシ・タカ・キジなどの翼の羽と尾羽が用いられ、矢の飛行方向を保つためにつける。護田鳥尾(うすべお)・中黒・切り斑(ふ)など、斑文の名でよばれる。 2 1の形を表した模様。
ゆき‐う・す【行き失す】
[動サ下二]行方がわからなくなる。「我いづちも—・せなむ」〈百座法談〉
ゆき‐くれ【行き暮れ】
目的地に行く途中で日が暮れること。「宿借らむ行方も見えずひさかたの天の河原の—の空」〈千五百番歌合・一四〉
ゆき‐みち【行(き)道/行き路】
1 行くときの道。行きの道。往路。 2 行くべき道。ゆくての道。 3 費やしたものの行く先。使い道。「宝の行方知れてはあれど金子(きんす)の—」〈人・梅児誉美・四〉
ゆくえ‐しれず【行方知れず】
「行方不明」に同じ。
行方(ゆくえ)無(な)・し
1 行く先のあてがない。また、あてがなくて途方に暮れる。「いづかたとなく、—・き心地し給ひて」〈源・明石〉 2 行った先がわからない。行方が知れない。「ただ今—・く飛び失せなば」〈更級〉
ゆくえ‐ふめい【行方不明】
どこへ行ったかわからないこと。行方知れず。
ゆめ‐の‐うきはし【夢の浮橋】
夢の中のあやうい通い路。また、はかないものの意。「春の夜の—とだえして峰にわかるる横雲の空」〈新古今・春上〉 源氏物語第54巻(最終巻)の巻名。薫大将、28歳。出家した浮舟の行方を薫が確かめ...
ようほご‐じどう【要保護児童】
児童福祉法で、保護者がいない児童、または保護者に監護させることが不適当と認められる児童をいう。親が離婚・行方不明、親から虐待を受けているなどの場合や、非行や情緒障害を有する児童などがこれにあたる...
ようりょく‐ひこう【揚力飛行】
大気圏に再突入する飛行体の飛行方法の一。大気圏に対して浅い角度で突入して揚力を得ることで、飛距離を長くする。飛行体にかかる加速度を4G程度に低減するため、有人宇宙船などの帰還で採用される。→弾道飛行