あん【行】
⇒こう
あん‐か【行火】
《「あん(行)」は唐音》木または土製の枠の中の火入れに火を入れて、手足を温める小型の暖房具。《季 冬》「ペンの走り固しとおもひ—抱く/亜浪」
あん‐ぎゃ【行脚】
[名](スル)《「あん(行)」は唐音》 1 仏道修行のために、僧侶が諸国を歩き回ること。「雲水の—」 2 ある目的で諸地方を巡り歩くこと。「遺跡を—する」
あん‐ぐう【行宮】
《「あん(行)」は唐音》天皇の行幸のときに旅先に設けた仮宮。行在所(あんざいしょ)。
あんざい‐しょ【行在所】
《「あん(行)」は唐音》「行宮(あんぐう)」に同じ。
あん‐じゃ【行者】
《「あん(行)」は唐音》禅宗で、寺内の諸種の用務をする者。行堂(あんどう)。
あん‐どう【行灯】
「あんどん(行灯)」に同じ。「—の光で少し縫物をして居ますと」〈蘆花・不如帰〉
あん‐どん【行灯】
《「あん(行)」は唐音》小型の照明具。木などで枠を作って紙を張り、中に油皿を置いて点灯するもの。あんどう。
あんどん‐くらげ【行灯水母】
アンドンクラゲ科の腔腸動物。傘は幅約3センチの立方形で、寒天質は硬く、無色透明。4本の触手には毒があり、刺されると痛い。夏に出現。たこてれれん。いら。
あんどん‐ばかま【行灯袴】
《形が行灯に似るところから》襠(まち)のない袴。