げん【衒】
[音]ゲン(呉) [訓]てらう 見せびらかす。ひけらかす。てらう。「衒学・衒気」 [難読]女衒(ぜげん)
げん‐がく【衒学】
《pedantry》学問や知識をひけらかすこと。ペダントリー。
げんがくしゃぐろう【衒学者愚弄】
《原題、(フランス)Le pédant joué》シラノ‐ド‐ベルジュラックの戯曲。1654年刊。5幕の韻文喜劇。
げんがく‐てき【衒学的】
[形動]学問・知識をひけらかすさま。ペダンチック。「—な論文」
げん‐き【衒気】
自分の才能・学識などを見せびらかし、自慢したがる気持ち。「若さに伴う—と感傷とを」〈倉田・愛と認識との出発〉
げん‐さい【幻妻/衒妻】
1 広く女をいう語。特に、美人をいうこともあり、また、女をののしってもいう。「酒も—も向う持ちで、腹の痛まん散財や」〈上司・太政官〉 2 自分や他人の妻を卑しめたり、親しみを込めたりしていう語。...
げん‐よう【衒耀】
[名](スル)名誉・名声を得ようとして、盛んに自らを誇示すること。「大世界に誇号し、—し、横行闊歩せんは」〈雪嶺・真善美日本人〉
てらい【衒い】
てらうこと。てらう気持ち。衒気(げんき)。「彼の言葉には—がない」
てら・う【衒う】
[動ワ五(ハ四)]自分の学識・才能・行為などを誇って、言葉や行動にちらつかせる。ひけらかす。「才を—・う」「奇を—・う」
てらさ◦う【衒さふ】
[連語]《動詞「て(照)らす」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」。上代語》自慢する。見せびらかす。「針袋帯び続けながら里ごとに—◦ひあるけど人も咎めず」〈万・四一三〇〉