とおやま‐ずり【遠山摺り】
布地に遠方の山のようすを青く摺り出すこと。また、その摺り模様。「秋風にきつつ夜さむやかさぬらん—の衣かりがね」〈続千載・秋上〉
ときぎぬ‐の【解き衣の】
[枕]解き衣の乱れやすいことから、「思ひ乱る」「恋ひ乱る」にかかる。「—思ひ乱れて恋ふれども」〈万・二九六九〉
とく‐ばい【特売】
[名](スル) 1 期間を限り、特別に安い値段で品物を売ること。「冬物衣類を—する」「—場」 2 入札によらず、随意契約によって特定の人に売り渡すこと。
ところ‐せ・し【所狭し】
[形ク] 1 場所が狭い。いっぱいで余地がない。「小さき屋ども作り集めて奉り給へるを、—・きまで遊び広げ給へり」〈源・紅葉賀〉 2 堂々としている。「さるおほのかなるものは、—・くやあらむ」〈枕...
と‐そう【抖擻/斗藪】
[名](スル)《(梵)dhūtaの訳。音字は頭陀》仏語。 1 衣食住に対する欲望をはらいのけ、身心を清浄にすること。また、その修行。とすう。 2 雑念をはらって心を一つに集めること。「いよいよ精...
トドス‐サントス‐クチュマタン【Todos Santos Cuchumatán】
グアテマラ西部、メキシコ国境近くにあるウエウエテナンゴ県の町。住民の多くはマヤ系先住民のマム族。ウイピルと呼ばれる色鮮やかな民族衣装で知られる。
との【殿】
1 貴人の住む大きな邸宅。やかた。ごてん。「—より人なむ参りたる」〈大和・一七一〉 2 《邸宅に住む人をさしていう》 ㋐貴人に対する敬称。「—は、今こそいでさせ給ひけれ」〈源・少女〉 ㋑摂政・関...
とのい‐そうぞく【宿直装束】
宿直(とのい)1に着用した装束。略式の衣冠または直衣(のうし)。束帯(そくたい)より軽装。とのいぎぬ。→昼(ひ)の装束
とのい‐もの【宿直物】
官人が宿直をするときの衣服・夜具の類。
とめ‐き【留(め)木】
《「とめぎ」とも》香木を焚いて、香を衣服などに移し留めること。香水の香りもいう。「品のいい香水の—」〈大仏・帰郷〉