ほろ‐ぐし【母衣串】
室町時代以降、母衣の中に入れた籠(かご)。風にふくらんだ形にするためのもの。
ほろ‐つけ【母衣付】
母衣をつけるために、兜(かぶと)の四天の鋲(びょう)の下の穴から出した輪状のひも。
ほろ‐びき【母衣引き】
馬上で母衣を長く後ろに垂らし、これをなびかせて地面に着かないように走る馬術。
ほろ‐むしゃ【母衣武者】
鎧(よろい)の背に母衣をつけた武者。母衣懸け武者。
ぼうばく‐い【防爆衣】
⇒対爆スーツ
まい‐いしょう【舞衣装/舞衣裳】
舞をまうときに着る衣装。まいぎぬ。
まい‐ぎぬ【舞衣】
1 舞をまうときに着る衣服。舞衣装。まいごろも。 2 能装束の一。長絹(ちょうけん)に似て、脇から裾まで縫いとじてある広袖(ひろそで)の単(ひとえ)の上衣。女神や竜女などに用いる。
馬子(まご)にも衣装(いしょう)
つまらぬ者でも外形を飾るとりっぱに見えることのたとえ。
み‐けし【御衣】
《「けし」は尊敬語「けす」の連用形から》貴人を敬って、その衣服をいう語。おめしもの。みぞ。おんぞ。「筑波嶺の新桑繭(にひぐはまよ)の衣はあれど君が—しあやに着欲しも」〈万・三三五〇〉
みず‐ごろも【水衣】
能装束の一。単(ひとえ)の広袖で衽(おくみ)のある上衣。僧侶や尉(じょう)・姥(うば)・男・女・子方などに広く用いる。