ひきめ‐かぎばな【引目鉤鼻】
平安・鎌倉時代の作り絵や大和絵などで、特に貴族の男女の顔貌表現に用いられた技法。微妙な調子をつけた細い線で表した目、「く」の字形の鼻、ふっくらとした顔の輪郭などを特徴とする。源氏物語絵巻などが典型。
ひ‐しょう【卑称】
他人、およびその動作・状態をいやしめて呼ぶ表現。「てめえ」「きさま」「…しやがる」など。⇔尊称。
ひ‐しんわか【非神話化】
新約聖書を時代的に制約された表現形式や世界像から解放し、その本質的内容を近代的実存の立場で理解・説明しようとする聖書の解釈法。ドイツのブルトマンが唱えた。
ひっ‐ぽう【筆法】
1 筆の用い方・運び方。「力強い—」 2 文章の書き方。表現の方法。「史記の—」 3 物事のやり方。方法。「彼一流の—で処する」
筆舌(ひつぜつ)に尽(つ)くし難(がた)・い
あまりにはなはだしくて、文章や言葉ではとても表現できない。「この無念さは—・い」
ひつ‐りょく【筆力】
筆の勢い。筆勢。また、文章を表現する力。
ひつ‐ろ【筆路】
1 筆づかい。運筆。 2 文章表現のすじみち。文脈。「—の進退意のごとくならず」〈逍遥・小説神髄〉
ひと‐かた【一方】
[名] 1 「一人(ひとり)」を敬っていう語。「もうお—お乗りになれます」 2 いっぽうの人。片方。「今—の御心乱れまさるに」〈浜松・二〉
[形動][文][ナリ] 1 程度が普通であるさま。...
ひね‐く・る【捻くる/拈くる】
[動ラ五(四)] 1 指先であちこちひねるようにする。さまざまにいじる。「ハンカチを—・る」 2 あれこれ理屈をつけて言いまわす。表現などに趣向をこらす。いろいろ考える。「—・った表現」
[...
ひゃくにち‐かつら【百日鬘】
歌舞伎の鬘の一。月代(さかやき)の長くのびたようすを表現したもので、時代物の盗賊・囚人などの役に使う。