ふくろ‐こうじ【袋小路】
1 行きどまりになっている路地。袋道。 2 物事が行きづまって先に進めない状態。袋道。「審議は—に入ってしまった」
ふくろこうじのおとこ【袋小路の男】
絲山秋子の短編小説。12年間思い続けた男性「あなた」と「私」の交流を描いた純愛小説。平成16年(2004)刊行。同年、第30回川端康成文学賞受賞。平成17年(2005)、第2回本屋大賞にて4位入賞。
ふくろ‐しだ【袋羊歯】
イワデンダ科の多年生のシダ。山地の岩上に生える。葉の裏面に袋状の包膜をつけ、中に胞子嚢(ほうしのう)がある。
ふくろじんぶつ【袋人物】
海北友松が得意とした人物画の作風。衣装が風をはらみ、人物が袋のように膨らんで見える独特の画法。袋絵。
ふくろ‐ずきん【袋頭巾】
頭からすっぽりかぶる袋状の頭巾。
ふくろ‐ずるめ【袋鯣】
アオリイカなどの脚とはらわたを取り去り、表皮をはいだまま干したもの。京都府宮津の特産。
ふくろ‐ぞうし【袋草紙/袋草子】
袋綴(ふくろと)じにした冊子。 [補説]書名別項。→袋草紙
ふくろぞうし【袋草紙】
《「ふくろそうし」とも》平安後期の歌学書。2巻。藤原清輔著。平治元年(1159)までに成立。歌会の作法、歌人の逸話などを集成したもの。
ふくろ‐たけ【袋茸】
ウラベニガサ科のキノコ。細長い卵形で、包まれた袋を破り、灰褐色の傘を広げる。中国南部・東南アジアなどで栽培され、若いものを中国料理などに使う。
ふくろ‐たび【袋足袋】
足の親指と他の指との間に隔てのない足袋。