袖(そで)すり合(あ)うも多生(たしょう)の縁(えん)
「袖振り合うも多生の縁」に同じ。
そで‐ずきん【袖頭巾】
江戸時代、女性が用いた、着物の袖の形をした頭巾。袖口から顔を出すようにしてかぶる。のち、御高祖(おこそ)頭巾となった。
そで‐たけ【袖丈】
衣服の袖の長さ。和服では袖山から袖下まで、洋服では肩先から袖口までの長さ。
そで‐だたみ【袖畳み】
和服の略式の畳み方。着物の背を内へ二つに折って、両袖を合わせてそろえ、袖付けのあたりで折り返す。
そで‐つき【袖付き】
1 「袖付け」に同じ。 2 袖のついている衣服。「そでなし」に対していう。
そで‐つけ【袖付け】
衣服の袖と身頃(みごろ)を縫いつけること。また、その部分。そでつき。
そでつけ‐ごろも【袖付け衣】
1 端袖(はたそで)のついた長袖の衣。「宮人の—秋萩ににほひ宜(よろ)しき高円(たかまと)の宮」〈万・四三一五〉 2 袖のついた衣。肩衣(かたぎぬ)に対していう。「頸付(うなつき)の童髪(わらは...
そで‐つま【袖褄】
着物の袖と褄。また、服装。身なり。「うち解くる世なく、—うち乱れずつくろひ居たり」〈たまきはる〉
袖褄(そでつま)を引(ひ)・く
異性に言い寄る。「—・くにも、遠慮なく声高にして」〈浮・五人女・二〉
そで‐とめ【袖止(め)/袖留(め)】
1 江戸時代、男子の元服、または女子が成人に達したとき、振袖をその半分ほどの普通の袖丈に縮めること。また、その祝い。とめそで。 2 吉原で、振袖新造から、その上の階級である部屋持ちの留袖新造にな...