ぎ‐ごく【疑獄】
1 政治問題化した大規模な贈収賄事件。 2 犯罪事実がはっきりせず、有罪か無罪か判決のしにくい裁判事件。
ぎゃく‐そう【逆送】
[名](スル) 1 送り返すこと。「郵便物を差出人に—する」 2 少年法で、家庭裁判所に送致された少年事件を再び検察官に戻すこと。死刑・懲役・禁錮にあたる事件について、刑事処分を必要と認める場合...
ギャベル【gavel】
裁判や議会で、注意を喚起するときなどに用いられる小槌。オークションで最終値を示す際にも使われる。ガベル。
ぎょうせい‐こっか【行政国家】
1 行政上の争いの裁判を司法裁判所ではなく行政裁判所にさせるなど、行政権を司法権の干渉から解放する国家。明治憲法下の日本がこれであった。→司法国家 2 行政機能の拡大・発達などによって、行政権が...
ぎょうせい‐さいばん【行政裁判】
行政法規の適用について争いや疑いのある事件を、訴訟手続きによって裁判すること。狭義には、行政裁判所が裁判することをいう。
ぎょうせい‐さいばんしょ【行政裁判所】
行政事件に関する裁判をするために、司法裁判所とは別に設けられた特別裁判所。明治憲法下では設置されていたが、日本国憲法ではこれを認めず、行政事件を含む一切の裁判を司法裁判所に属せしめている。
ぎょうせい‐しんぱん【行政審判】
行政機関または行政委員会が、行政処分の決定、不服申し立ての審理について、公開の口頭審理など訴訟なみの手続きをとる制度。裁決について不服のある場合は高等裁判所に提訴する。海難審判所・国税不服審判所...
ぎょうせいじけん‐そしょう【行政事件訴訟】
1 ⇒行政訴訟 2 司法裁判所が扱う行政事件に関する訴訟のこと。行政裁判所制度を導入している場合に行政裁判所が扱う訴訟を「行政訴訟」と呼ぶのに対して、司法裁判所が行政事件を扱う司法制度を採用して...
ぎょうせいじけん‐そしょうほう【行政事件訴訟法】
行政訴訟の手続きを定めた法律。行政により国民が権利・利益を侵害された場合の救済、行政の適法性の確保などを目的とする。行政庁が行った処分・裁決等に対し、取り消しなどを求めて裁判所に提訴する際の、訴...
ぎょうせい‐そしょう【行政訴訟】
行政官庁の行った行為の適法性を争い、その取り消し・変更などを求める訴訟。明治憲法では行政裁判所が裁判する訴訟をいったが、日本国憲法では司法裁判所で行われる行政事件に関する訴訟をさす。行政事件訴訟...