みせいねん‐こうけんにん【未成年後見人】
未成年者に親権者がいない場合や親権者が財産管理権を失った場合に、未成年者を保護・支援する後見人。家庭裁判所によって選任され、未成年者の財産管理や身上監護などを行う。→未成年後見制度 →成年後見人
みっしつ‐さいばん【密室裁判】
審理や判決が非公開の法廷で行われる裁判。秘密裁判。 [補説]日本では、憲法第82条により、裁判は原則として公開の法廷で行うことと定められている。
みなし‐べんさい【見做し弁済/看做し弁済】
貸金業法・利息制限法で、利息制限法の上限金利を超える金利を合法とした例外規定。債務者が上限金利を超える金額を任意に支払った場合、債務者は返還を請求できない。この規定が適用されれば、出資法の上限金...
みんじ‐さいせい【民事再生】
経営不振に陥った企業を倒産させずに事業の再生を図る、再建型の法的整理手続きの一。裁判所が関与しながら、民事再生法に基づいて債権債務を整理する。個人債務者を対象とする手続き(個人再生)もある。
みんじ‐さいばん【民事裁判】
民事に関する事件を審理する裁判。→刑事裁判
みんじさいばん‐けん【民事裁判権】
私人間の紛争や利害の衝突を裁判によって強制的に解決することができる国の権限。→刑事裁判権 →民事訴訟 →裁判権
みんじさいばんけん‐ほう【民事裁判権法】
⇒対外国民事裁判権法
みんじ‐しっこう【民事執行】
私法上の請求権および担保権を強制的に実現するための裁判上の手続き。民事執行法に規定。
みんじ‐そしょう【民事訴訟】
私人間(しじんかん)に起きた私権に関する紛争を裁判所によって法的・強制的に解決するための手続き。民訴。→刑事訴訟
みんじそしょう‐きそく【民事訴訟規則】
民事訴訟の実務的手続きについて、最高裁判所が定めた規則。平成8年(1996)制定。旧規則は昭和31年(1956)制定。最高裁判所規則の一。→刑事訴訟規則