こうせき‐ほう【鉱石法】
平炉による製鋼法の一。銑鉄を屑鉄より多く用い、酸化剤として大量の鉄鉱石を混入する方法。
こか‐たい【固化体】
ガラスやセメントでさまざまな物質を固化したもの。または物質自体を燃焼・溶融・冷却して固化したもの。飛散・溶解すると環境や人体に影響を与える硫黄や放射性廃棄物のほか、製錬の副産物である製鋼スラグ、...
さんせい‐せいこうほう【酸性製鋼法】
珪酸(けいさん)・石英などの酸性の耐火材を用いた製鋼法。
しょうかそん‐じゅく【松下村塾】
江戸末期、長門(ながと)萩にあった私塾。吉田松陰の叔父玉木文之進の家塾を、安政3年(1856)から松陰が主宰し、高杉晋作・伊藤博文ら明治維新に活躍した多くの人材を養成。平成27年(2015)「明...
しょうこ‐しゅうせいかん【尚古集成館】
鹿児島県鹿児島市にある博物館。大正12年(1923)開館。幕末、薩摩藩主島津斉彬が実践した集成館事業の一環として建てた機械工場が前身。工場は慶応元年(1865)完成。島津家や集成館事業の歴史を展...
シーメンズ【William Siemens】
[1823〜1883]ドイツ生まれの英国の技術者。ドイツ名はカール=ウィルヘルム=ジーメンス。ジーメンスの弟。蒸気機関の差動調速機、再生蒸気機関を発明。弟F=ジーメンスとともに平炉製鋼法を発明。
すみや‐みきお【隅谷三喜男】
[1916〜2003]経済学者。東京の生まれ。東京帝大を卒業後、満州(中国東北部)の昭和製鋼所で働いた経験をきっかけに労働経済学の研究を始める。帰国後は東大教授、信州大教授などを歴任。平成3年(...
スラグ【slag】
1 金属の製錬に際して、溶融した金属から分離して浮かぶかす。製鋼スラグは特に鋼滓(こうさい)と書き、非鉄製錬では鍰(からみ)ともいう。現場では「のろ」とよぶ。道路の路盤材やコンクリート骨材として...
せん‐てつ【銑鉄】
鉄鉱石を溶鉱炉で還元して取り出した鉄。3〜4パーセントの炭素と少量の珪素(けいそ)・硫黄・燐(りん)などの不純物を含み、硬くてもろい。大部分は製鋼用に、一部は鋳物用に使われる。ずく鉄。ずく。
たかしま‐たんこう【高島炭鉱】
長崎県高島町(現、長崎市)の海底炭田。慶応3年(1867)日本で最初に洋式採炭法が行われた。昭和61年(1986)閉山。平成27年(2015)「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業...