きょ【裾】
束帯の下襲(したがさね)の後ろに長く引く部分。初め下襲と続いていたが、鎌倉時代以後、天皇以外は下襲から切り離してひもで腰につけた。官位により、地紋・長さが異なる。きぬのしり。
きょ【裾】
[常用漢字] [音]キョ(漢) [訓]すそ 〈キョ〉 1 着物のすそ。「軽裾」 2 山のふもと。「裾礁(きょしょう)」 〈すそ〉「裾野/川裾・裳裾(もすそ)・山裾」
きょ‐しょう【裾礁】
島あるいは大陸周囲の海岸に形成される珊瑚礁(さんごしょう)。
すそ【裾】
1 衣服の下方の縁(ふち)。また、その部分。「着物の—をからげる」 2 物の端。下端や末端の部分。「垂れ幕の—」 3 頭髪の、襟首(えりくび)に近い、末端の部分。「—を刈り上げる」 4 山などの...
すそ‐あい【裾合(い)】
1 裾の合うところ。 2 二つの火山の裾野が合わさっている谷。裾合い谷。
すそ‐あげ【裾上げ】
[名](スル)スカートやズボンなどの裾を切ったり折ったりして縫い直し、丈を短くすること。
すそ‐うら【裾裏】
衣服の裾の裏。また、そこにつける布。裾回し。
すそ‐お【裾緒】
⇒沓引(くつび)き
すそ‐かぜ【裾風】
人の立ち居振る舞いによって、着物の裾が動いて起こる空気の動き。
すそ‐からげ【裾絡げ】
動きやすいように、着物の裾の両端を持ち上げて帯に挟むこと。