いね‐かめむし【稲亀虫/稲椿象】
カメムシ科の昆虫。体長1.3センチくらい。体は長楕円形で淡褐色。イネの出穂期に穂を食害する。本州以南に分布。
いね‐ぞうむし【稲象虫】
ゾウムシ科の甲虫。体長約5ミリ。体は黒褐色で、灰褐色の鱗片(りんぺん)で覆われる。稲の葉・茎・根などを食害。
いねねくい‐はむし【稲根喰葉虫】
ハムシ科の甲虫。体長6ミリほど。全体に緑褐色で金属光沢がある。触角は長く、翅(はね)にすじがある。幼虫は稲の根を食害する。ねくいはむし。
い‐の‐しし【猪】
《「猪(い)の獣(しし)」の意で、「しし」は食肉用のけものをいう》偶蹄(ぐうてい)目イノシシ科の哺乳類。体長約1.4メートルで、首が短く、背面に黒褐色の剛毛がある。雄は犬歯が発達している。夜行性...
い‐の‐で【猪の手】
オシダ科の常緑のシダ。根茎は塊状で、5〜10枚の葉が放射状に束生。葉は長さ60センチ〜1メートル、こまかく羽状に分かれ、柄や軸に褐色の鱗片(りんぺん)が密生する。
イヒチオール【(ドイツ)Ichthyol】
黄褐色の油状の液体。古代の海中生物の化石成分からとり出される。消炎・殺菌剤として使用。イクチオール。
いぶき【伊吹】
ヒノキ科の常緑小高木。東北地方南部から南の山地に自生。樹皮は赤褐色で縦に裂ける。枝の下部の葉は針状であるが、先の方はうろこ状。雌雄異株。4月ごろ、楕円形の雄花、紫緑色で球状の雌花をつける。生け垣...
いぶき‐とらのお【伊吹虎の尾】
タデ科の多年草。山地に生え、高さ50〜80センチ。根茎は肥厚し、黒褐色。茎は枝分かれせず、鞘(さや)状の長い托葉がつく。夏から秋、淡紅色または白色の小花を密に穂状につける。根茎は薬用。
いぼ‐いし【疣石】
外部が黒褐色で、砂石がまじり、内部が空になっている石。岩壺(いわつぼ)。袋石(ふくろいし)。
いぼた‐が【水蝋蛾】
イボタガ科のガ。翅(はね)は開張8〜12センチ、黒褐色で多数の波状紋がある。早春現れる。幼虫は、いぼたのむし。