かっしょく‐しぼうさいぼう【褐色脂肪細胞】
⇒褐色脂肪組織
かっしょく‐しぼうそしき【褐色脂肪組織】
脂肪細胞の種類の一。白色脂肪組織から遊離した脂肪酸を取り込んでエネルギーを燃焼させ熱を生産する。首・肩甲骨の周囲などに少量存在する。乳幼児に比較的多く、成長とともに減少する。多胞性脂肪細胞。褐色...
かっしょく‐しんりんど【褐色森林土】
温帯湿潤気候下の落葉広葉樹林帯に分布する褐色の土壌。表層は腐植を含んで黒褐色、下層は酸化鉄により褐色を示す。褐色土。
かっしょく‐ふきゅうきん【褐色腐朽菌】
木材腐朽菌の一種。木材に含まれるセルロースやヘミセルロースを選択的に分解する能力をもつ。名称は分解後に木材の褐色成分であるリグニンが残留し、褐色に変色することに由来する。サルノコシカケなどの担子...
かっしょく‐もくたん【褐色木炭】
黒くなる前に半焼けで焼き止めた褐色の木炭。火薬製造などに使用。
かっ‐そう【褐藻】
藻類の一群。ほとんどが海産。体制が発達し、外形上、根・茎・葉に区別できるものもある。クロロフィルのほかフコキサンチンなどの色素をもち、褐色・黄褐色を呈する。コンブ・ワカメ・ホンダワラなど。褐藻類...
かっ‐たん【褐炭】
炭化の程度の低い、暗褐色の石炭。水分・揮発分を多く含み、燃やすとすすが多く出て、臭気が強く、火力は弱く、灰を多く残す。
かっ‐てっこう【褐鉄鉱】
鉄の水酸化物を主成分とする鉱物。黄褐色で、鈍い光沢がある。時には鉱床を形成し、鉄鉱石として採掘される。リモナイト。
かっぱん‐びょう【褐斑病】
農作物の、主に葉に褐色の斑点のできる病害。病原菌はさまざま。
かっぺん【褐変】
食品が、調理・加工・保存により褐色になること。皮をむいたリンゴやゴボウの切り口などに見られる酵素的褐変と、加熱などによる非酵素的褐変(メイラード反応)がある。