かつ【褐】
[常用漢字] [音]カツ(漢) カチ(呉) 〈カツ〉 1 粗い毛で織った衣服。「褐寛博」 2 黒ずんだ茶色。「褐色・褐炭」
〈カチ〉かち色。濃い藍色。「褐布(かちぬの)」
かつ‐いろ【褐色/勝つ色】
「かちいろ(褐色)」に同じ。
かついろ‐おどし【勝つ色威】
「かちいろおどし(褐色威)」に同じ。
かつお‐どり【鰹鳥】
1 カツオドリ目カツオドリ科の鳥。全長76センチくらい。頭部と背面は黒褐色、腹は白。魚食性で、カツオの群れの上をよく飛ぶ。孤島の断崖(だんがい)・岩壁で繁殖。世界の熱帯海に分布。日本では、九州お...
かつよう【褐葉】
秋になって葉が褐色に変わること。また、その葉。葉緑素がなくなり、蓄積されたタンニン系の物質が目立つことで起こる。→紅葉
かつりん‐はんのう【褐輪反応】
硝酸イオンおよび亜硝酸イオンを検出するための反応試験。試験管に濃硫酸をとり、それと等量の硫酸鉄(Ⅱ)を静かに注ぎ、次に試料溶液を少しずつ流し込む。硝酸イオンが存在すると、2つの液の境界面に褐色の...
カテキュー【catechu】
タンニンを含有する植物の樹皮から水で抽出したエキス。赤褐色ないし黒色の物質。防腐性があり、染色などに用いる。カッチ。
カナダ‐がん【カナダ雁】
カモ科の鳥。全長約65〜90センチ。頭からくびが黒く、ほおからのどに白色部があり、ほかは灰褐色。北アメリカに広く分布。日本へは亜種のシジュウカラガンが渡ってくる。
かな‐へび【金蛇/蛇舅母】
有鱗(ゆうりん)目カナヘビ科のトカゲ。草地などにみられ、体長約20センチで、尾がその3分の2を占める。体は暗灰褐色で、黒の帯状斑紋があり、腹は白または淡黄色。日本特産。かなちょろ。日本かなへび。
カナリア【(ポルトガル)canaria】
《「カナリヤ」とも》アトリ科の鳥。野生のものはスズメ大、全体に緑褐色で、カナリア諸島などに分布。15世紀からヨーロッパに持ち込まれ、飼い鳥として多品種が作られた。日本には18世紀末に長崎に舶来。...