かに‐ぐも【蟹蜘蛛】
カニグモ科のクモの総称。第1および第2歩脚が長く、前方のほか横へも歩ける。網を張らず、物陰から小昆虫などを襲う。褐色のヤミイロカニグモ、緑色のハナグモなど。
かにもり‐がい【蟹守貝】
オニノツノガイ科の巻き貝。貝殻は細長い円錐形で、殻高3センチくらい。殻表は茶褐色で、顆粒(かりゅう)状の肋(ろく)をもつ。殻はよくヤドカリに利用される。本州以南の太平洋海域の砂底にすむ。殻は貝細...
かね‐たたき【鉦叩き】
1 鉦をたたくこと。また、その人。 2 「撞木(しゅもく)」に同じ。 3 鉦をたたいて経文などを唱え、金品を請い歩く者。かねたたき坊主。 4 直翅(ちょくし)目カネタタキ科の昆虫。コオロギの一種...
かば‐のり【樺海苔】
オゴノリ科の紅藻。暖地の海岸の岩に着生。赤褐色で、平たく、よく分枝する。寒天の材料や刺身のつまにする。
カフェオレ‐はん【カフェオレ斑】
皮膚にできる褐色の扁平な色素斑。出生時からみられることが多い。直径1.5センチ以上の色素斑が6個以上ある場合、レックリングハウゼン病(神経線維腫症Ⅰ型)である可能性が高い。
かぶと‐ごけ【兜苔】
ヨロイゴケ科の地衣類。山地の地上や岩面・樹皮などにつく。鹿の角形の切れ込みのある不規則な葉状で、表面は黄色がかった緑褐色。
かぶと‐むし【兜虫/甲虫】
コガネムシ科の昆虫。体長4〜5センチ。体は黒褐色でつやがあり、雄は頭に角をもつ。主に夜活動し、クヌギ・サイカチなどの樹液を吸う。腐葉土中に産卵し、幼虫は越冬ののち、7月ごろ成虫となる。北海道南部...
かぶら‐ばち【蕪蜂】
ハバチ科のハチ。体長約1センチ、黄褐色で、頭・胸部にまたがる部分が黒い。幼虫は黒色で、菜の黒虫などとよばれ、ダイコン・カブなどの葉を食害する。蕪葉蜂(かぶらはばち)。
カポジー‐にくしゅ【カポジー肉腫】
悪性腫瘍(しゅよう)の一。四肢、特に足に赤褐色の皮疹(ひしん)ができ、結節や腫瘤(しゅりゅう)を生じてただれ、出血しやすくなる。エイズ患者に発生が多い。オーストリアの皮膚科医カポジー(M.K.K...
かま‐きり【蟷螂/螳螂/鎌切】
1 直翅(ちょくし)目カマキリ科の昆虫の総称。体長7〜8センチのカマキリやオオカマキリ・コカマキリなど。体は細長く、緑色または褐色。前脚は鎌状に曲がり、他の小昆虫を捕獲する。頭は三角形で、左右に...