こ‐がも【小鴨】
カモ科の鳥。全長約38センチ、日本のカモ類では最小。雄は背が灰色がかった色で、顔は茶色、目の後方が緑色。雌は全体に淡褐色。冬鳥として各地の池沼に渡来するが、北日本では繁殖するものもある。たかぶが...
こ‐がら【小雀】
シジュウカラ科の鳥。全長13センチくらい。背は灰褐色、腹とほおは白く、頭・のどが黒い。日本では九州以北の山地にすむ。《季 夏》「朝凪や—のとまるみをつくし/蓼太」
こく‐が【穀蛾】
ヒロズコガ科の昆虫。小形のガで、全体に淡褐色。前翅(ぜんし)には黒褐色の紋が散在する。幼虫は黄褐色で、貯蔵穀物を食害する害虫。
こく‐がん【黒雁】
カモ科の鳥。全長約61センチ。頭から胸が黒く、背は黒褐色でのどに白斑がある。北半球北部で繁殖し、冬に北日本の海岸に渡来する。天然記念物。《季 秋》
こくしょく‐じんしゅ【黒色人種】
皮膚の色で分類した人類区分の一つで、黄褐色・黒色の皮膚をもつ人の総称。→ニグロイド
こくすい‐ねつ【黒水熱】
マラリア患者に起こる急性の赤血球崩壊症。高熱・頭痛・嘔吐(おうと)・下痢・黄疸を起こし、黒褐色の尿が出る。
こくぞう‐むし【穀象虫】
甲虫目オサゾウムシ科の昆虫。体長約3ミリ。成虫は黒褐色または赤褐色でつやがあり、頭部に象の鼻のように突き出た吻(ふん)がある。卵は穀粒内に産みつけられ、幼虫はこれを食って育つ。世界各地に分布。こ...
こく‐ぬすと【穀盗人/穀盗】
1 甲虫目コクヌスト科の昆虫。体長約8ミリ。体は楕円形で平たく、濃褐色から赤褐色。世界共通種で、主に米穀の害虫。 2 コクヌスト科の昆虫の総称。体は卵形から長形で多少平たい。多くは樹皮下にいる。...
こくひ‐しょう【黒皮症】
顔面などの皮膚が色素沈着のために黒ずんで、褐色や紫灰色などを呈する症状。化粧品などに含まれる化学物質や、過敏な体質などが原因とされる。女子に多く、女子顔面黒皮症ともいう。
こく‐ゆ【黒油】
石油業界で、重油、原油など、見た目が黒または黒褐色の燃料の総称。黒物。→白油