しおから‐とんぼ【塩辛蜻蛉】
トンボ科の昆虫。中形で最も普通のトンボ。4〜9月に現れ、成熟した雄は腹に青白粉を装う。雌は淡黄褐色でムギワラトンボという。《季 秋》
しおふき‐がい【潮吹貝】
バカガイ科の二枚貝。内湾の干潟の砂泥にすむ。貝殻はやや三角形でふくらんでいる。殻長約4.5センチ、黄褐色で縁は紫色を帯びる。掘り出されると出水管から潮を吹き出す。肉は食用。しおふき。《季 春》
しおや‐とんぼ【塩屋蜻蛉】
トンボ科の昆虫。シオカラトンボに似るがやや小形。成熟した雄の腹部は青白粉に覆われる。雌は黄褐色。春から初夏にかけて平地の田や低山地の池沼にみられる。《季 秋》
しかく‐い【四角藺】
カヤツリグサ科の多年草。暖地の湿地に群生。高さ40〜50センチ。茎の断面はほぼ四角形。根元のほうにうろこ状の茶褐色の葉がある。8、9月ごろ、薄茶色の穂状の花をつける。
しかま‐の‐かち【飾磨の褐】
飾磨で行われた濃い紺や褐色の染め色。また、その布。飾磨紺(しかまごう・しかまこん)。
しきさい‐へんい【色彩変異】
同種の生物個体間で、体色が異なること。バッタ類の緑色型と褐色型など。
しきそせいじゅうもうけっせつせい‐かつまくえん【色素性絨毛結節性滑膜炎】
滑膜に赤褐色の絨毛状・結節状の腫瘤が形成され、出血を繰り返す病気。関節に痛みや腫れが生じ、進行すると骨が破壊される。PVS(pigmented villonodular synovitis)。
しきそせい‐ぼはん【色素性母斑】
褐色から黒色を呈する母斑。黒あざ。ほくろ。母斑細胞母斑。
しじみ‐ちょう【小灰蝶/蜆蝶】
鱗翅(りんし)目シジミチョウ科の昆虫の総称。小形の蝶で、翅(はね)の表面は褐色・青色・紫色など。日本にはウラギンシジミ・ミドリシジミ・ベニシジミなど約60種が知られる。《季 春》
しぜん‐どう【自然銅】
天然に単体の状態で産する銅。金属光沢のある淡桃色を示すが、普通は銅赤色または褐色に変色している。じねんどう。