えり‐つき【襟付き】
1 衣服に襟がついていること。また、その衣服。 2 着物を重ねて着たときの襟元のようす。 3 《江戸時代、重ね着のできるのは裕福であったところから》懐ぐあいのよいこと。金持ち。「—になびく君ぢゃ...
襟付(えりつ)きが厚(あつ)・い
《襟元の厚さ薄さで貧富を判断したところから》金持ちである。襟が厚い。
えり‐つけ【襟付け】
1 着物の襟を縫いつけること。襟肩から襟先へ襟をつけていく手順。 2 首や襟に濃くつける油入りのおしろい。
えり‐どめ【襟止(め)/襟留(め)】
1 和服の襟の合わせ目が乱れないように、襟に留める金具。 2 ブローチ。
襟(えり)に付(つ)・く
《金持ちは重ね着をして襟が厚かったところから》金持ちや権勢のある者にこびへつらう。襟元に付く。
えり‐はば【襟幅】
衣服の襟の幅。
えり‐まき【襟巻(き)】
防寒または装飾用に首に巻くもの。毛糸・毛皮・絹布などで作る。首巻き。マフラー。《季 冬》
えりまき‐しぎ【襟巻鷸】
シギ科の鳥。全長約30センチ、雌は小形。夏羽の雄に襟巻き状の飾り羽があり、ディスプレーに用いる。日本には春・秋に少数が渡来。
えりまき‐とかげ【襟巻蜥蜴】
有鱗(ゆうりん)目アガマ科のトカゲ。全長約90センチ。首に大きなひだ飾りがあり、自衛や繁殖期のディスプレーのときに広げる。樹上性で、地上では驚くと後肢だけで走る。オーストラリア北部・ニューギニア...
えり‐まわり【襟回り】
1 襟の周囲。襟のあたり。 2 首の周囲の寸法。 3 円座での順番が、和服の襟合わせの方向に右に回ること。