み‐おと・す【見落(と)す】
[動サ五(四)]見ていながらそれに気づかずにいる。見もらす。見過ごす。「スクイズのサインを—・す」「問題の本質を—・す」
み‐おと・す【見貶す】
[動サ四]軽蔑して見る。「かたちなども—・し給ふまじく」〈源・総角〉
み‐おとり【見劣り】
[名](スル) 1 他のものと比較して劣っているように見えること。「一流店の品と比べても—しない」 2 予想より劣って見えること。「まことかと見もてゆくに、—せぬやうはなくなむあるべき」〈源・帚木〉
み‐おと・る【見劣る】
[動ラ五(四)]他のものより劣って見える。見劣りがする。「プロと比べても—・らない腕前だ」「柳の朶(えだ)の夕の気色、ねんもない絵などは—・りて」〈浮・男色大鑑・六〉
み‐おぼえ【見覚え】
以前に見た記憶があること。「その筆跡には—がある」
み‐おぼ・える【見覚える】
[動ア下一][文]みおぼ・ゆ[ヤ下二] 1 前に見て記憶している。「あの顔はよく—・えている」 2 目で見て覚える。「手つきを—・える」
み‐およ・ぶ【見及ぶ】
[動バ四] 1 見ることができる。目に入る。「ただおろおろ—・びし物どもは、水鏡といふにや」〈増鏡・序〉 2 見て知る。「十兵衛、今に妻のなきことを—・び」〈浮・武家義理・一〉
み‐おろ・す【見下ろす】
[動サ五(四)] 1 上方から下の方を見る。「山頂から平野を—・す」 2 見さげる。あなどる。「人を—・した横柄な態度」
み‐かえし【見返し】
1 書物の表紙と本文との間にあって、両者の接着を補強する2ページ大の紙。一方は表紙の内側に貼りつけ、もう一方は「遊び」といって、本文に接する。 2 和装本で、表(おもて)表紙の裏にはる紙または布...
み‐かえ・す【見返す】
[動サ五(四)] 1 後ろを振り向いて見る。振り返って見る。「—・す顔に涙があふれていた」 2 一度見たものをもう一度見る。見直す。「答案用紙を—・す」 3 相手からの視線に対して、それをはずさ...