ごろう・ず【御覧ず】
[動サ変]《「ごらんず」の音変化》 1 「見る」の尊敬語。ごらんになる。ごろうじる。「帝王コレヲ—・ゼラレテ大キニ驚カセラルル体デ」〈天草本伊曽保・ネテナボ帝王イソポに御不審〉 2 (補助動詞)...
ごろんじゃ・る【御覧じゃる】
[動ラ四]《「ごらんじある」の音変化》「見る」の尊敬語。ご覧になる。「この様子を—・ってくだされい」〈狂言記・茶壺〉 [動ラ下二]《「ごらんぜらる」の音変化》に同じ。「これ—・れませい、鬼...
細工(さいく)は流流(りゅうりゅう)仕上(しあ)げを御覧(ごろう)じろ
物事を行う方法についてだけとやかく言わないで、でき上がった結果を見てから批判してくれの意。
さいらんいげん【采覧異言】
世界地誌。5巻。新井白石著。正徳3年(1713)成立。イタリアの宣教師シドッチへの尋問や、オランダ人からの聴取をもとに、中国の地理書を参照して著したもので、地理・風俗・産物・政治など海外事情を詳...
さんごくつうらんずせつ【三国通覧図説】
江戸後期の地誌。1巻。林子平著。天明5年(1785)成立。翌年刊。日本本土と琉球・朝鮮・蝦夷(えぞ)3国および小笠原諸島の地図5枚と、その解説書とからなる。海防思想の普及に貢献したが、のち禁書・...
しせきしゅうらん【史籍集覧】
国史の叢書。969巻(468冊)。近藤瓶城(こんどうへいじょう)編。明治14〜18年(1881〜85)刊。江戸時代までの国史関係の記録・編纂(へんさん)物などの群書を分類して収録したもの。同33...
しゃく‐らん【借覧】
[名](スル)書物などを借りて読むこと。「—する事を得た、故ドクトル・北畠義一郎の遺書」〈芥川・開化の殺人〉
しゅう‐らん【周覧】
[名](スル)めぐり見ること。見てまわること。「琵琶湖を—する」
しょう‐らん【照覧】
[名](スル) 1 明らかに見ること。はっきりと見ること。 2 神仏が御覧になること。「神々も—したまえ」
しょう‐らん【笑覧】
[名](スル)笑いながら見ること。自分の物を他人に見てもらうことをへりくだっていう語。「おひまな折にご—ください」