すり‐こみ【刷(り)込み】
生まれたばかりの動物、特に鳥類で多くみられる一種の学習。目の前を動く物体を親として覚え込み、以後それに追従して、一生愛着を示す現象。動物学者ローレンツが初めて発表した。刻印づけ。インプリンティング。
すりこみ‐いでんし【刷(り)込み遺伝子】
父親または母親に由来する遺伝子のうち、どちらか一方の親から由来した時にのみ発現する遺伝子。このような発現機構を遺伝子刷り込みという。 [補説]一般的に多くの遺伝子は、どちらの親から由来するかに依...
すり‐よ・る【擦(り)寄る/摩り寄る】
[動ラ五(四)] 1 すれ合うほどに近寄る。「子供が—・って甘える」 2 ひざをすって近寄る。にじり寄る。「枕元へ—・って病人を介抱する」 3 利益を得るなどの目的で、親しくなろうとする。「権力...
スープの冷(さ)めない距離(きょり)
温かいスープを冷まさずに運べるほどの近さ。独立した子世帯が、親世帯のすぐ近くに住むことをたとえていう。「—に住む娘夫婦」
ず・する【誦する】
[動サ変][文]ず・す[サ変]《「ず」は「じゅ」の直音表記》経や詩歌などを口ずさむ。誦(しょう)する。誦(じゅ)する。「僧が経を—・する」「親王、歌をかへすがへす—・し給うて」〈伊勢・八二〉 [...
せ【兄/夫/背】
1 女が男を親しんでいう語。主として夫・恋人をさす。⇔妹(いも)。「信濃道(しなぬぢ)は今の墾(は)り道刈りばねに足踏ましむな沓(くつ)はけ我が—」〈万・三三九九〉 2 女の側から兄または弟をよ...
せいかつほご‐せいど【生活保護制度】
生活に困窮している国民に、困窮の程度に応じた保護を行って最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助けるための制度。生活保護法に基づく。保護の内容には、生活扶助・教育扶助・住宅扶助・医療扶助・...
せい‐がん【青眼】
1 《晋の阮籍(げんせき)が、好感のもてる人は青眼で迎え、嫌な人は白眼で迎えたという「晋書」阮籍伝の故事から》親しい人が訪れたとき、喜んで迎える目つき。⇔白眼。 2 「正眼(せいがん)2」に同じ。
せい‐けん【正拳】
人さし指から小指の指先を指の付け根に合わせるようにして握り、親指は人さし指と中指に掛けた形のこぶし。手の甲を上にして、手首を曲げずに相手に当てる。「—突き」
せいしゅう‐しんのう【世襲親王】
明治維新前、天皇の兄弟とか皇子とかでない皇族で親王の称を世襲することが許されていた宮家。江戸時代では伏見宮・桂宮・有栖川宮・閑院宮家がある。