て‐のろ・い【手鈍い】
[形][文]てのろ・し[ク]物事のやり方がおそい。「お庄は—・い母親に、二時間もかかって、顔や頸(くび)を洗って貰ったり」〈秋声・足迹〉
てば
《「とい(言)えば」の音変化》 [係助]名詞、名詞的な語に付く。 1 相手の言葉を改めて話題として示す意を表す。…といえば。「ミカンか、ミカン—紀州物がいいな」 2 話題としてある人を提示し、...
て‐ばなれ【手離れ】
[名](スル) 1 幼児が成長して、親の手を離れること。「子供が—して仕事に復帰する」 2 物事ができ上がって、手を加える必要がなくなること。「その工事は私共からもう—しています」
てりはきょうげん【照葉狂言】
泉鏡花の小説。明治29年(1896)発表。孤児の美少年貢(みつぎ)が姉と慕うお雪や照葉狂言師匠小親(こちか)に寄せる清純な愛を叙情的に描く。
テレビジョン‐サテライト
《television satellite studioから》放送局の本局から離れた地点に設けられたテレビ放送用の小さなスタジオ。繁華街などの一角にあって、放送に関心や親しみをもたせるのがねらい...
手(て)を上(あ)・げる
1 降参する。「攻めたてられて思わず—・げる」 2 なぐろうとして手を振り上げる。乱暴をはたらく。「親に向かって—・げる」 3 腕前や技量が進歩する。上達する。「ゴルフの—・げる」
手(て)を合(あ)わ・せる
1 両方の手のひらを合わせる。感謝の気持ち、懇願の気持ちなどを表す。「小遣い銭欲しさに親に—・せる」 2 拝む。合掌する。「神棚に—・せる」 3 相手として勝負する。手合わせをする。「有段者と—...
手(て)を下(さ)・げる
1 あやまる。謝罪する。「我等様々—・げ、詫び言して」〈甲陽軍鑑・二五〉 2 へりくだる。下手(したで)に出る。「両親(ふたおや)この世にあるならば家にかかへし奉公人、何—・げて頼まれう」〈人・...
手(て)を取(と)り合(あ)・う
1 手を握り合う。「—・って喜ぶ」 2 親しい者どうしが連れ立つ。「—・って旅に出る」 3 力を合わせる。「—・って再建にあたる」
手(て)を取(と)・る
1 親愛の気持ちなどを表すために他人の手を握る。「—・って何度も礼を述べる」 2 親切に教え導くようすにいう。「初歩から—・って教え込む」