とこ‐なつか・し【常懐かし】
［形シク］常に心が引かれ、親しみやすい。「なでしこの—・しき色を見ばもとの垣根を人やたづねむ」〈源・常夏〉
と‐ざま【外様／外方】
１ 鎌倉幕府以後、将軍の一門または譜代の家臣でないこと。また、そのような武家・大名。→親藩 →譜代 ２ 組織の中などで、主流でなく、傍流の立場にあること。また、その人。「—では出世は難しい」
とざま‐だいみょう【外様大名】
江戸幕府で、親藩・譜代以外の大名。主に関ヶ原の戦いののち徳川氏に臣従した諸侯。→譜代大名
とし‐お・いる【年老いる】
［動ア上一］［文］としお・ゆ［ヤ上二］年を取る。老齢になる。「—・いた両親」
とし‐がまえ【年構へ】
［名・形動ナリ］かなり年をとっていること。また、そのさま。「艫(とも)に—なる親仁(おやぢ)、居ながら楫(かぢ)とりて」〈浮・一代女・三〉
とし‐ご【年子】
同じ母親から生まれた一つ違いの子供。
とししゅんでん【杜子春伝】
中国、唐代の伝奇小説。鄭還古(ていかんこ)著。杜子春が、ある仙人に認められ、仙人になるため華山に登って修行したが、肉親に対する愛情を捨てきれずに失敗する物語。芥川竜之介の「杜子春」はこの翻案。
と‐し‐て
［連語］《格助詞または断定の助動詞「たり」の連用形「と」に、サ変動詞「す」の連用形「し」、接続助詞「て」の付いたもの》 １ …の資格で。…の立場で。「公人—発言する」「親—当然のことをしたまでだ...
と‐しょく【徒食】
［名］(スル)働かないで遊び暮らすこと。座食。居食い。「無為—」「親譲りの財産で—する島村には」〈康成・雪国〉
としより‐ご【年寄り子】
祖父母に育てられた子。また、親が年老いてから生まれた子。としよりっこ。
