クワオアー【Quaoar】
太陽系外縁天体の一つ。カイパーベルト天体に属す。2002年、パロマー山天文台からの観測で発見された。名の由来はアメリカ先住民トログバ族の創世神。冥王星の外側、太陽から43天文単位離れたカイパーベ...
クント‐の‐じっけん【クントの実験】
クントが1866年に音速測定のために行った実験。先に板をつけた棒をピストンとしたガラス管で、管外の棒をこすると管内に空気の振動による定常波が生じ、それを観測することによって振動数を求める。
グラウンド‐クラッター【ground clutter】
気象観測や航空管制のレーダーで、大気中で電波が異常伝播することによって経路が変化し、地上の構造物や樹木などから反射したエコーのこと。
グリニッジ‐とう【グリニッジ島】
《Greenwich Island》南極大陸の南極半島の北方、サウスシェトランド諸島の島。同諸島の中央部に位置する。チリ、エクアドルの観測基地がある。夏季に観光クルーズ船が就航する。
グレート‐アトラクター【great attractor】
海蛇座・ケンタウルス座の方向に存在するとされる未知の巨大重力源。天の川の反対側に位置するため観測が難しく、その詳細は明らかになっていない。局部銀河群を含む乙女座超銀河団において、ハッブルルメート...
グロビュール【globule】
周囲に比べて星間塵の密度が高い分子雲。低温の分子状の水素、ヘリウム、一酸化炭素などからなる。直径1000分の1光年から数光年で、多くの場合、質量は太陽と同程度。不透明な小型の暗黒星雲として観測さ...
けいい‐ぎ【経緯儀】
小型望遠鏡の水平軸と鉛直軸を回転するようにした、観測物体の高度と方位角を測る器械。天体用と測量用とがある。セオドライト。
けいけん‐しき【経験式】
理論的根拠は明らかではないが、実験や観測などによる実測値から導かれた諸量の関係を数式で表したもの。実験式。→理論式
ケオプス【CHEOPS】
《characterizing exoplanets satellite》2019年にESA(イーサ)(欧州宇宙機関)が打ち上げた、系外惑星探査に特化した小型の宇宙望遠鏡。すでに系外惑星の存在が...
けっ‐そく【欠測】
[名](スル)継続している観測が何らかの原因で実施できず、資料を採集できないこと。「装置の不具合で—する」