ドップラー‐へんい【ドップラー偏移】
ドップラー効果によって光の波長が変化し、スペクトルがずれること。光源と観測者の相対速度によって、波長が短くなる青方偏移と長くなる赤方偏移がある。ドップラーシフト。
ドップラー‐レーダー【Doppler radar】
ドップラー効果を利用して移動速度を測定するレーダー。気象では雲や降水粒子の落下速度や大気の動きを観測するのに用いる。
ドーム‐ふじきち【ドームふじ基地】
南極大陸にある日本の観測基地。昭和基地の南約1000キロメートル、クイーンモードランドの氷床頂上に位置する。標高3810メートル。年間平均気温マイナス58度。平成7年(1995)、第三十五次およ...
ドーン【Dawn】
《「夜明け」の意》2007年にNASA(米航空宇宙局)が打ち上げた小惑星探査機。準惑星ケレスと小惑星ベスタの探査を目的とする。2011年にベスタの周回軌道への投入に成功し、約1年にわたって表面地...
ナスミス‐しょうてん【ナスミス焦点】
回転放物面の主鏡と、回転双曲面の副鏡を組み合わせ、さらに第3の平面鏡によって鏡筒の外に直角に光を導いて焦点を結ぶ光学系。カセグレン望遠鏡と異なり、接眼部が動かないため、大型の観測装置の設置に向く...
なつしま
日本の海洋研究開発機構が所有する海洋調査船。昭和56年(1981)、日本初の本格的な有人潜水調査船「しんかい2000」の支援母船として建造。平成14年(2002)の「しんかい2000」の運航休止...
ナディア‐かんそく【ナディア観測】
《ナディアは天底の意》 人工衛星で、大気または地表を真上から観測すること。→リム観測
ナノグラブ【NANOGrav】
《North American Nanohertz Observatory for Gravitational Waves》北アメリカナノヘルツ重力波観測。ナノヘルツ重力波の探査プロジェクトの一...
ナノ‐ジャスミン【Nano-JASMINE】
令和4年(2022)頃からの運用を目指していた位置天文観測衛星。日本の国立天文台・東京大学が進めている位置天文衛星計画JASMINEの技術検証を目的として開発。太陽同期軌道をとり、星間物質の吸収...
ナロ‐うちゅうセンター【羅老宇宙センター】
韓国南西部、全羅南道にあるロケットの打ち上げ・観測を行う施設。2009年に設置。ロシアの技術供与により開発されたロケット、羅老1号機、2号機が2009年、2010年に打ち上げられたが人工衛星の軌...