かど‐や【角屋】
1 道路の角にある家。 2 ⇒角屋敷(かどやしき)2
かど‐やしき【角屋敷】
1 道路の曲がり角にあって、二面が街路に面している屋敷。 2 江戸古町の四つ角にあった屋敷。所有者は将軍に拝謁できたので、御目見(おめみえ)屋敷ともいう。角屋。
角(かど)を入(い)・れる
1 怒気を表す。とげとげしくする。「大臣が大の眼に—・れ」〈西鶴大矢数・三〉 2 「角(すみ)を入れる」に同じ。「この人は—・れたるよしもなく、生まれ付きの丸額」〈浮・男色大鑑・四〉
角(かど)を倒(たお)さ◦ず
《器物や衣類が古くなっても、しっかりした形をしている意から》落ちぶれても、もとの体面や態度を崩さない。角を崩さず。「かどたふさぬ大鶴屋が扇、見た所は今も大臣なり」〈浮・置土産・一〉
角(かど)を立(た)・てる
1 事を荒立てる。いちいち突っかかる。「気が立って居るもんだから、お互に小さなことに—・てるんだ」〈花袋・生〉 2 (「目に角を立てる」の形で)怒った目つきになる。
す‐ぼし【角星】
二十八宿の一、角宿(かくしゅく)の和名。「すみぼし(角(すみ)の星)」の意か。→角(かく)
すまい【相撲/角力】
《動詞「すま(争)う」の連用形から》 1 すもう。また、すもうをとること。《季 秋》「当麻蹶速(たいまのけはや)と野見宿禰(のみのすくね)とに—とらしむ」〈垂仁紀〉 2 「相撲(すまい)の節(せ...
すまい‐ぐさ【相撲草】
植物の名。オグルマまたはオヒシバという。「ひくには強き—かな」〈金葉・雑下〉
すまい‐とり【相撲取り】
すもうとり。すまいびと。すまい。
すまい‐の‐せち【相撲の節】
平安時代、毎年7月に宮中で、諸国から召し集められた相撲人(すまいびと)の相撲を天皇が観覧した行事。初めは7日、のち、大の月は28日・29日、小の月は27日・28日となった。2日前にけいこの内取り...