ぬ・る【解る】
[動ラ下二]髪などがゆるんでほどける。「たけば—・れたかねば長き妹が髪このころ見ぬに掻き入れつらむか」〈万・一二三〉
はつり【解り】
絹布の類をほぐし、縫い糸にしたもの。「信濃の—を、いとよきほどにすげて」〈宇津保・俊蔭〉
はつ・る【解る】
[動ラ下二]織った物や編んだ物などが端からとける。ほつれる。「藤衣—・るる糸はわび人の涙の玉の緒とぞなりける」〈古今・哀傷〉
ほぐし‐おり【解し織(り)】
絣(かすり)織物の一種。整経した縦糸を横糸で粗く仮織りし、文様を捺染(なっせん)したのち、横糸を抜き去って本織りにしたもの。銘仙などに用いられる。
ほぐ・す【解す】
[動サ五(四)] 1 結んだり縫ったりしてあるもの、また、もつれたものを、といて別々にする。ほどく。「古いセーターを—・す」「糸のもつれを—・す」 2 こりかたまっているものをやわらかくする。「...
ほぐ・る【解る】
[動ラ下二]「ほぐれる」の文語形。
ほぐ・れる【解れる】
[動ラ下一][文]ほぐ・る[ラ下二] 1 もつれたり、固まったりしたものがとけはなれる。ほどける。「からまった糸が—・れる」 2 緊張がとれてやわらぐ。「気持ちが—・れる」「体操でからだが—・れ...
ほご・す【解す】
[動サ五(四)]「ほぐす」に同じ。「もつれた糸を—・す」 [可能]ほごせる
ほご・れる【解れる】
[動ラ下一][文]ほご・る[ラ下二]「ほぐれる」に同じ。「体の節々の—・れるような慵(ものう)い、だるい日が続く」〈谷崎・悪魔〉
ほつし‐もめん【解し木綿】
「綿撒糸(めんざんし)」に同じ。