ふれ‐ちら・す【触(れ)散らす】
[動サ五(四)]あちこちで言いふらす。「学校中のアラをさがして、人に—・してあるいたり」〈逍遥・当世書生気質〉
触(ふ)れなば落(お)ちん風情(ふぜい)
ちょっと誘えば、意に従いそうな女性のようす。
ふれ‐ば・う【触ればふ】
[動ハ四] 1 触れる。接触する。「この春は賤(しづ)が垣根に—・ひて梅が香とめむ人親しまむ」〈山家集・上〉 2 かかわりあう。関係を持つ。「ことさらにも、かの御あたりに—・はせむに、などか覚え...
ふれ‐ぶみ【触(れ)文】
触れ知らせる文書。触れ状。
ふれ‐まわ・る【触(れ)回る】
[動ラ五(四)] 1 方々へ言い触らして歩く。吹聴(ふいちょう)して回る。「村中に噂を—・る」 2 触れを伝えてあちこち歩く。「廻文を以て東八箇国を—・るに」〈太平記・三一〉
ふ・れる【触れる】
[動ラ下一][文]ふ・る[ラ下二] 1 ㋐ある物が他の物に、瞬間的に、または軽くくっつく。ちょっとさわる。「肩に—・れる」「機雷に—・れる」「外の空気に—・れる」 ㋑脈が反応する。脈拍を指先に感...