ふれ‐じょう【触(れ)状】
触れ知らせる書状。連名の宛名で順番に回覧させる文書。回状。回章。
ふれ‐だいこ【触(れ)太鼓】
物事を人々に広く知らせるために打つ太鼓。特に相撲で、初日の前日に、呼び出しが太鼓をたたきながら興行が始まることを町中に触れ回ること。また、その太鼓。
ふれ‐ちら・す【触(れ)散らす】
[動サ五(四)]あちこちで言いふらす。「学校中のアラをさがして、人に—・してあるいたり」〈逍遥・当世書生気質〉
触(ふ)れなば落(お)ちん風情(ふぜい)
ちょっと誘えば、意に従いそうな女性のようす。
ふれ‐ば・う【触ればふ】
[動ハ四] 1 触れる。接触する。「この春は賤(しづ)が垣根に—・ひて梅が香とめむ人親しまむ」〈山家集・上〉 2 かかわりあう。関係を持つ。「ことさらにも、かの御あたりに—・はせむに、などか覚え...
ふれ‐ぶみ【触(れ)文】
触れ知らせる文書。触れ状。
ふれ‐まわ・る【触(れ)回る】
[動ラ五(四)] 1 方々へ言い触らして歩く。吹聴(ふいちょう)して回る。「村中に噂を—・る」 2 触れを伝えてあちこち歩く。「廻文を以て東八箇国を—・るに」〈太平記・三一〉
ふ・れる【触れる】
[動ラ下一][文]ふ・る[ラ下二] 1 ㋐ある物が他の物に、瞬間的に、または軽くくっつく。ちょっとさわる。「肩に—・れる」「機雷に—・れる」「外の空気に—・れる」 ㋑脈が反応する。脈拍を指先に感...