ざん‐ぼう【讒謗】
[名](スル)人をあしざまに言うこと。「罵詈(ばり)—」
しい‐ごと【誣言】
事実を曲げて言うこと。また、その言葉。ふげん。「空前絶後のものといわんも決して—にあらざるなり」〈逍遥・小説神髄〉
し・いる【誣いる】
[動ア上一][文]し・ふ[ハ上二]《「強いる」と同語源》事実を曲げていう。作りごとを言う。「吠える者は直ぐ狂犬だと—・いて殺して了う時勢では」〈魯庵・社会百面相〉
しおらし・い
[形][文]しをら・し[シク]《「しお(萎)れる」の形容詞化か》 1 控えめで従順である。慎み深く、いじらしい。「お見合いの席で—・く振る舞う」 2 かわいらしい。可憐である。「岩陰に小花が—・...
し‐お・る【為居る】
[動ラ五(四)]しておる。しやがる。他人の行為を軽蔑して言うときに用いる、乱暴な言い方。「悪さばかり—・って」
しか・り【然り/爾り】
[動ラ変]《副詞「しか」にラ変動詞「あり」の付いた「しかあり」の音変化》そのようである。そのとおりである。そうである。「—・り、君の言うとおり」「俗語などは、はかなきもののようなれども、なかなか...
歯牙(しが)の間(かん)に置(お)・く
《「史記」叔孫通伝から》取り立てて言う。問題にする。歯牙にかける。「—・くにも足らぬ一瑣事のように言做(いいな)す」〈二葉亭・其面影〉
しき‐だい【色代】
《「しきたい」とも》 1 あいさつすること。会釈(えしゃく)。「多くの兵(つはもの)共の中を—に及ばず踏み越えて」〈義経記・四〉 2 おせじを言うこと。追従(ついしょう)。「—かひがひしく、この...
し‐こ【指呼】
[名](スル) 1 指さして呼ぶこと。指さしてそれと言うこと。「—していわく」 2 呼べば答えるほどの近い距離。「道を隔てて—の間(かん)にある」
しさ‐こしょう【指差呼称】
間違えないように、そのものを指で差し、声に出して確認すること。運転士が前方を指さし、出発進行と言うなど。指差喚呼。指差し確認。指差し呼称。