一言(ひとこと)多(おお)・い
言わなくてもいいことを付け加えて言うさま。「何につけても—・い」
ひとつ‐おぼえ【一つ覚え】
一つの事しか覚えていなくて、何かにつけそれを言うこと。「—の決まり文句」
ひとつ‐くち【一つ口】
1 1箇所だけの口。 2 同じであるように言うこと。「我等と—になぞいふは」〈落窪・一〉 3 口をそろえて言うこと。異口同音。「おのおの—に申しけるは」〈仮・伊曽保・上〉 4 ひっくるめて言うこ...
ひと‐の‐くち【人の口】
人々の言うこと。衆人のうわさ。世間の評判。「—にのぼる」
ひとり‐ご・ちる【独り言ちる】
[動タ上一]《「ひとりごつ」(五段)の上一段化。昭和期に使われ始めた語》ひとりごとを言う。「おお寒い、と—・ちる」
ひとり‐ご・つ【独り言つ】
[動タ五(四)]《名詞「ひとりごと」の動詞化》ひとりごとを言う。「『ああ、逃がしちゃった』と…すこし上ずった声で—・ちた」〈堀辰雄・三つの挿話〉
ひとり‐ごと【独り言】
聞く相手がいないのにひとりでものを言うこと。また、その言葉。独語。「ぶつぶつと—をつぶやく」 [補説]書名「ひとり言」「独ごと」は別項。
ひとり‐ぜりふ【独り台詞】
演劇などで、心中の思いなどを相手なしにひとりで言うせりふ。独白(どくはく)。モノローグ。
ひ‐にく【皮肉】
[名・形動] 1 皮と肉。また、からだ。「六尺の—と共に夜半の嵐に吹き籠めて」〈樗牛・滝口入道〉 2 うわべだけなこと。また、そのさま。皮相。「年を取るに連れて趣味が—になって行くんだね」〈谷崎...
ひにく‐や【皮肉屋】
何かとよく皮肉を言う人。