ひにく・る【皮肉る】
[動ラ五(四)]《名詞「ひにく(皮肉)」の動詞化》皮肉を言う。「現代社会を—・った映画」 [可能]ひにくれる
ひ‐ぼう【誹謗】
[名](スル)他人を悪く言うこと。そしること。「陰で他人を—する」「—中傷」
ひま【隙】
《「暇(ひま)」と同語源》 1 物と物との間の空所。すきま。すき。「—漏る夜寒の風に」〈木下尚江・良人の自白〉 2 人と人との間にできた気持ちの隔たり。不和。「長州の危急に及ぶを傍観なして居たる...
ひゃくまん‐だら【百万陀羅】
《陀羅尼(だらに)を百万遍繰り返すこと、または、百万塔中の百万の陀羅尼の意から》同じことを繰り返し何度も言うこと。副詞的にも用いる。「—を並べる」「嫌味を—聞かされる」
ひや‐かし【冷(や)かし】
1 冗談などを言ってからかうこと。「—を言う」 2 (「素見し」とも書く) ㋐買う気がないのに商品を見てまわること。また、その人。「—に店をのぞく」「—の客」 ㋑登楼しないのに、遊女を見てまわる...
ひょう‐ひゃく
[名・形動]《「表白(ひょうびゃく)」がわけのわからない文句を並べたてるところから。近世語》ざれごとを言うこと。また、そのさま。「大黒といふ人は—な福神にて大穴持の名にも似ぬ、小まち新造をどっと...
ひらき‐なお・る【開き直る】
[動ラ五(四)]急に態度を変えて厳しくなる。また、観念してふてぶてしい態度に出る。居直る。「—・って言いたいことを言う」「ー・って謝りもしない」
ひら‐た・い【平たい】
[形][文]ひらた・し[ク] 1 厚さが少なく、横に広がっている。「—・い箱」 2 たいらで、凹凸が少ない。「—・い顔」 3 円満である。また、遠慮・隔意などがなく、心安い。「お延に対して—・い...
ひる【干る/乾る】
[動ハ上一][文][ハ上一]《上代の上二段活用動詞「ふ」の上一段化》 1 水分がなくなってかわく。「池がひる」 2 潮がひいて海底が現れる。干潮になる。「潮がひる」 3 果てる。終わる。かたがつ...
ひろ・ぐ【広ぐ/拡ぐ】
[動ガ四] 1 広がる。開く。「左右の手足をもって竿を—・がせ」〈古活字本平治・下〉 2 「する」「行う」の意で、相手の行為をののしって言う。しやがる。「よい年をして馬鹿—・ぐな」〈浄・油地獄...