いい‐なづ・く【言ひ名付く】
[動カ下二]親どうしが子供を結婚させる約束をする。「すでに人の—・けて事定まりたる中」〈太平記・一八〉
いい‐なや・む【言(い)悩む】
[動マ五(四)] 1 言うべきかどうかと悩む。「さんざん—・んだすえ秘密を打ち明ける」 2 思うとおりのことが言えないで表現に苦労する。「どうあいさつしたものか—・む」 3 言葉に出して心配する...
いい‐なら・す【言(い)慣らす/言い馴らす】
[動サ五(四)]「言い習わす」に同じ。「昔から—・された表現」
いい‐ならわし【言(い)習わし】
古くからそう言われてきた事柄や言葉。
いい‐ならわ・す【言(い)習わす】
[動サ五(四)] 1 世間で慣習として言う。「業界で—・してきた符丁」 2 口癖に言う。「十七才なれども、子細あって十六才と—・してあり」〈人・英対暖語・初〉
いい‐なり【言(い)成り】
言うとおり。言うがまま。いうなり。「子供の—になる親」
いいなり‐さんぼう【言ひ成り三宝】
「言い成り次第」に同じ。「病人の—にしてあげなせえ」〈滑・浮世風呂・二〉 [補説]仏法僧の三宝のように、他人の言うことを尊重する意味からか。
いいなり‐しだい【言(い)成り次第】
言うがままになること。いいなり。いいなりほうだい。「親の—にはならない」
いいなり‐ほうだい【言(い)成り放題】
「言い成り次第」に同じ。「上役の—に動く」
いい‐な・れる【言(い)慣れる/言い馴れる】
[動ラ下一][文]いひな・る[ラ下二] 1 言うことにすっかり慣れている。言いつける。「—・れた旧姓で呼んでしまう」 2 言い寄ってなれ親しむ。「こと多く—・れたらむ方にぞなびかむかし」〈源・末...