つう‐げん【痛言】
［名］(スル)痛いところをついて厳しく言うこと。また、その言葉。「—してはばからず」
つう‐げん【通言】
１ 世間一般に行われている言葉。とおりことば。通語。 ２ 遊里など、特定の土地・社会で使われている言葉。通語。つうごん。
つかいはたしてにぶきょうげん【尽用而二分狂言】
黄表紙。曲亭馬琴作。寛政3年（1791）、京伝門人大栄山人の筆名で刊行。角書は「廿日余四拾両(はつかあまりにしじゅうりょう)」。
つくり‐きょうげん【作り狂言】
１ 能狂言などを新しく作ること。また、その作品。 ２ 作りごとの芝居。ふつう、歌舞伎狂言をいう。
つくり‐ごと【作り言】
実際にはないことを、あるかのように言うこと。また、その言葉。そらごと。うそ。「—にだまされる」
つけ‐しゅうげん【付祝言】
能で、1日の番組の最後に、囃子(はやし)なしで地謡(じうたい)が謡う短い謡。切能(きりのう)が祝言能のときには行わない。普通は「高砂」の終わりの一節が謡われる。祝言小謡。
つたえ‐ごと【伝へ言】
言い伝えられていること。伝説。「古事記書紀に記されたる、古の—のままなり」〈玉勝間・二〉
つづき‐きょうげん【続（き）狂言】
歌舞伎の初期に行われた一幕物の離れ狂言に対して、数幕にわたって連係した筋をもつ歌舞伎狂言。
つて‐こと【伝言／流言】
言い伝える言葉。ことづて。でんごん。また、うわさ。「赤駒のい行きはばかるま葛原(くずはら)何の—直(ただ)にし良(よ)けむ」〈万・三〇六九〉
てい‐げん【定言】
論理学で、「もし」とか「または」とかの仮定・条件を設けず、無条件に断定する立言。
