あき‐きょうげん【秋狂言】
歌舞伎の秋季興行。また、その演目。江戸時代、通例は陰暦9月9日から10月15日まで行われた。俳優の契約切れを控えた年度末興行なので、お名残狂言ともいう。
あきしの‐でら【秋篠寺】
奈良市秋篠町にある寺。開山は善珠、開基は光仁(こうにん)天皇。はじめ法相宗、次いで真言宗、近世には浄土宗西山派の寺。現在は単立宗教法人。今は国宝の本堂を残すのみ。伎芸天(ぎげいてん)立像が有名。
あきない‐みょうり【商い冥利】
1 神仏の加護によって、商売が繁盛すること。また、その加護。商い冥加。「—に尽きる」 2 (商人の誓いの言葉として副詞的に用いて)決して。「男冥利—虚言(きょごん)ござらぬ」〈浄・博多小女郎〉
秋(あき)の日(ひ)は釣瓶(つるべ)落(お)とし
秋の日が急に沈むことを、井戸に落とす釣瓶にたとえていう言葉。
あきら・める【諦める】
[動マ下一][文]あきら・む[マ下二]もう希望や見込みがないと思ってやめる。断念する。「助からぬものと—・めている」「どしゃ降りで、外出を—・めた」 [用法]あきらめる・おもいきる——「進学をあ...
呆(あき)れが宙返(ちゅうがえ)りを◦する
《「あきれかえる」をおどけていったもの》ひどくあきれる。「—◦して、葺屋町川岸(がし)へ軽わざを出さあ」〈洒・辰巳婦言〉
呆(あき)れが礼(れい)に◦来(く)る
ひどくあきれることを誇張した言い方。あきれが宙返りをする。
あきれ‐は・てる【呆れ果てる】
[動タ下一][文]あきれは・つ[タ下二] 1 すっかりあきれてしまう。「—・てて返す言葉もない」 2 どうしてよいかわからないで、茫然(ぼうぜん)とする。途方にくれる。「あとに兵庫は—・て…どっ...
呆(あき)れもし◦ない
《打消しの語を付けて意味を強めた表現》ひどくあきれて言いようもない。「…自慢らしい。—◦ねえといふことさ」〈滑・浮世風呂・二〉
あき・れる【呆れる/惘れる】
[動ラ下一][文]あき・る[ラ下二]あまりに意外なことに驚く。あっけにとられる。唖然(あぜん)とする。「—・れてものが言えない」「—・れるほどよく食べる」