なん‐くん【難訓】
漢字の読み方がむずかしいこと。また、訓読するのがむずかしいこと。
にわ‐の‐おしえ【庭の訓】
《「庭訓(ていきん)」を訓読みにした語》家庭教育。「余は幼き比より厳しき—を受けし甲斐に」〈鴎外・舞姫〉
ひょうがい‐おんくん【表外音訓】
常用漢字表に記載されていない字音と和訓。 [補説]本辞典では、固有名詞を除き、漢字表記欄で示す漢字が表外字の場合は「×」の記号を、表外音訓の場合は「▽」の記号を付した。
ぼう‐くん【傍訓】
漢字のわきにつける読みがな。振りがな。ルビ。
ぼ‐くん【謨訓】
国家の大計と後世の政治の手本となる教え。
みょうえしょうにんいくん【明恵上人遺訓】
鎌倉時代の法語集。1巻。明恵の口述を弟子の高信が筆記。嘉禎4年(1238)成立。仏道修行の心構えや教戒など50余条を述べたもの。阿留辺幾夜宇和。
もう‐とっくん【猛特訓】
[名](スル)たいへんな意気込みで厳しく訓練すること。
やまとぞっくん【大和俗訓】
江戸中期の教訓書。8巻。貝原益軒著。宝永5年(1708)刊。儒教道徳をもとに、特に婦女子を対象とした実践倫理を説く。益軒十訓の一。
ようじょうくん【養生訓】
江戸中期の教訓書。8巻。貝原益軒著。正徳3年(1713)成立。和漢の事跡と体験に基づき、心身の健康と長寿を保つ養生法を通俗的に記したもの。益軒十訓の一。
りゃっ‐くん【略訓】
万葉仮名の用字法の一。漢字を、訓の一部を省略して表音的に用いるもの。「足」を「あ」、「市」を「い」として用いる類。