けんむねんかんき【建武年間記】
室町初期の記録書。1巻。著者・成立年未詳。建武政府が発布した法令や、建武政権下の世相を風刺した「二条河原の落書」などを収める。建武記。
げ‐き【外記】
1 律令制で、太政官(だいじょうかん)に属し、少納言の下にあって、内記(ないき)の草した詔勅の訂正、上奏文の起草、先例の勘考、儀式の執行などをつかさどった官職。大外記と少外記があった。→内記 2...
げっせかいりょこうき【月世界旅行記】
《原題、(フランス)Histoire comique des états et empires de la lune》シラノ‐ド‐ベルジュラックの小説。著者没後の1657年に刊行。世界初のSF小...
ゲドせんき【ゲド戦記】
《原題Earthsea》ルグウィンの小説のシリーズ名。魔術師ゲドの成長物語。「影との戦い」「こわれた腕環」「さいはての島へ」などの多数の作品からなる。1990年刊行の「帰還—ゲド戦記最後の書」は...
げんじゅうあんのき【幻住庵記】
江戸中期の俳文。松尾芭蕉作。元禄3年(1690)4月から7月まで、幻住庵に滞在したときの生活や感想を記したもの。同4年刊「猿蓑(さるみの)」に所収。
げんぺいじょうすいき【源平盛衰記】
鎌倉中期から後期の軍記物語。48巻。作者・成立年代ともに未詳。平家物語の異本の一つとみられる。源氏関係の記事、仏教説話、中国故事などが増補されている。盛衰記。げんぺいせいすいき。
こうえつぐんき【甲越軍記】
江戸時代の軍談の一。川中島の戦いを題材とする。 鷲尾雨工による歴史小説。昭和19年(1944)刊行。
こうかん‐にっき【交換日記】
複数人で1冊の日記帳を共有し、日々の出来事や伝言などを代わる代わる書くもの。また、その日記帳。
こう‐き【後記】
[名](スル) 1 本文のあとに書き記すこと。また、そのもの。あとがき。「編集—」 2 その文章よりあとの方に書くこと。「詳細は—したとおり」 3 後世に残る記録。「名将の御前にて紛れもなく討ち...
こうぎょう‐ぼき【工業簿記】
工業を営む企業に適用される簿記。購買・販売および財務に関する外部取引を対象とするほか、製造過程に関する内部取引をも記録・計算する。