い‐な【維那】
《(梵)karmadānaの訳。音写は羯磨陀那(かつまだな)。授事の意》三綱(さんごう)の一。寺院で僧に関する庶務をつかさどり、またそれを指図する役職。都維那(ついな)。 [補説]禅宗では「いの...
いぶせ・い【鬱悒い】
[形][文]いぶせ・し[ク] 1 気分が晴れず、うっとうしい。気づまりである。「天井は—・きまで低し」〈鴎外訳・即興詩人〉 「ひさかたの雨の降る日をただ独り山辺にをれば—・かりけり」〈万・七六九...
い‐ぼう【遺忘】
[名](スル)忘れること。忘却。「人の—を喚び醒(さま)したるものは」〈鴎外訳・即興詩人〉
いみ‐ネットワーク【意味ネットワーク】
単語や概念を、それぞれが意味する関連性の有無や強弱によって結びつけ、グラフ化したもの。ある二つの単語に共通点があるかどうか、同一概念に属しているかなどを定義づけることで、意味を直接理解しないコン...
い‐やく【意訳】
[名](スル)原文の一語一語にとらわれず、全体の意味やニュアンスをくみとって翻訳すること。「こなれた日本語に—する」→逐語訳 →直訳
いよ【弥】
[副]《「いや」の音変化》いよいよ。ますます。「宿なき人の如く、—遠くわれは歩まん」〈荷風訳・そゞろあるき〉
いら‐くら
[副](スル)気がいらだつさま。いらいら。「苦しいと思う程思い乱れて—した、その女である」〈二葉亭訳・めぐりあひ〉
いら・つ【苛つ】
[動タ五(四)]気持ちが落ち着かなくいらいらする。いらだつ。「待ちかねて気を—・ちながら」〈二葉亭訳・めぐりあひ〉 [動タ下二]物事を早くするようにせきたてる。「下り候へ、と—・てけれども」...
いりょう‐つうやく【医療通訳】
医療現場で、その国の言葉を理解できない患者の通訳を行うこと。また、それを行う人。
いろ‐どころ【色所】
1 遊里。色里。遊郭。 2 男女の愛情が深い土地。人情のこまやかな地方。「上方は—、定めて深い訳があろ」〈浄・博多小女郎〉