じじつ‐ごにん【事実誤認】
事実を誤って認識すること。 [補説]刑事裁判において、「判決に影響を及ぼすべき重大な事実の誤認」がある場合、上告裁判所は原判決を破棄することができる(刑事訴訟法第411条)。
じじつ‐しん【事実審】
訴訟事件の法律問題だけではなく、事実問題をも併せて審理・認定する審級。第一審および控訴審。→法律審
じじつ‐もんだい【事実問題】
1 《(ラテン)quid facti》カント哲学で、認識が成り立つ事実を事実として問題にすること。→権利問題 2 訴訟事件の審判において、係争事案における事実関係の確定に関すること。→法律問題
じじょう‐はんけつ【事情判決】
行政事件訴訟で、処分または裁決が違法ではあるが、これを取り消すことによって公の利益に著しい障害が生じると認められる場合に、裁判所が取り消し請求を棄却する判決。
じ‐そ【自訴】
[名](スル) 1 罪を犯した者が自分から名のり出ること。自首。「—すれば八十日の禁錮(きんこ)ですっかり罪は滅びてしまう」〈福沢・福翁自伝〉 2 みずから訴え出ること。また、その訴訟。「われ—...
じっけん‐し【実検使】
古代・中世、訴訟・災害・刑事事件などが起こったとき、実情を調査し、報告するために派遣された臨時の職。
じ‐はく【自白】
[名](スル) 1 自分の秘密や犯した罪などを包み隠さずに言うこと。「カンニングを—する」 2 ㋐民事訴訟法上、当事者が相手方の主張する自己に不利な事実を認めること。また、その旨の陳述。 ㋑刑事...
じ‐ぶつ【事物】
1 さまざまな事柄や物。「事」に重点の置かれる「物事」に対して、「物」に重点が置かれる。 2 訴訟にかかわる事件とその目的物。
じゅうみん‐そしょう【住民訴訟】
地方公共団体の違法・不当な公金の支出などに対して、住民がその是正を求めて起こす訴訟。住民監査請求による措置に不服があるときに提起できる。
じゅ‐そ【受訴】
[名](スル)訴訟を受理すること。