げんだいぶんげいろん【現代文芸論】
評論家・仏文学者の中島健蔵による文芸評論。昭和11年(1936)刊行。
げんてんがそんざいする【原点が存在する】
谷川雁の評論集。昭和33年(1958)刊行。また、同じ著者による平成21年(2009)刊行の詩文集。
こうさくしゃせんげん【工作者宣言】
谷川雁の評論集。昭和34年(1959)刊。
こうしょうのしそう【哄笑の思想】
杉浦明平の評論。昭和41年(1966)刊。
こくみんのとも【国民之友】
総合雑誌。明治20年(1887)徳富蘇峰(とくとみそほう)が創刊。民友社発行。平民主義を掲げ、進歩的な社会評論を主にしたが、のち国家主義に転じ、明治31年(1898)廃刊。
こくみんぶんがくろん【国民文学論】
1950年代に、竹内好、伊藤整、野間宏らを中心に起こった文学論争。サンフランシスコ講和条約による日本の再独立や朝鮮戦争勃発を契機とし、「国民のための文学とは何か」という議論が重ねられた。竹内の発...
こせいふっこう【個性復興】
佐々木基一による文芸評論集。昭和23年(1948)刊。
こちゅうかん【壺中観】
田岡嶺雲の評論集。明治38年(1905)、刊行直前に発売禁止処分を受ける。翌明治39年(1906)、削除改訂版を「壺中我観」の題名で刊行するが、明治43年(1910)再び発売禁止となった。
こてんとげんだいぶんがく【古典と現代文学】
山本健吉による文芸評論。昭和30年(1955)刊行。第7回読売文学賞文芸評論賞受賞。
こね‐あ・げる【捏ね上げる】
[動ガ下一][文]こねあ・ぐ[ガ下二] 1 よくこねて作る。「パンの生地を—・げる」 2 物事をいじりまわしてでっちあげる。「公爵を頌し奉った詩を成るべく飾り立てて—・げた」〈漱石・文学評論〉