さばくのしそう【砂漠の思想】
安部公房による随筆・評論集。昭和40年(1965)刊行。
さよくがさよくになるとき【左翼がサヨクになるとき】
磯田光一の評論。昭和61年(1986)刊行。副題「ある時代の精神史」。日本の左翼のイメージの変容を辿りつつ、高度成長期以降の日本文学について論じる。
さんすいじんけいりんもんどう【三酔人経綸問答】
政治評論書。中江兆民著。明治20年(1887)刊。徹底した西洋近代思想を説く洋学紳士と、膨張主義的国権思想を唱える豪傑君が、現実主義的民権論者の南海先生宅を訪れ、酒を酌み交わしながら日本の進むべ...
さんたろうのにっき【三太郎の日記】
阿部次郎の評論随筆。大正3〜7年(1914〜1918)刊。青春の記録で、強い理想主義に貫かれている。
ざっしゅぶんか【雑種文化】
加藤周一による評論。昭和31年(1956)刊。純粋な西洋文化に対し、日本の文化を「伝統を基盤とする雑種文化」と位置づけて論じた文化・文明論。
シェイクスピアぜんしゅう【シェイクスピア全集】
劇作家・評論家の福田恆存の個人訳によるシェークスピアの作品集。昭和30年(1955)から昭和32年(1957)にかけて河出書房から刊行。昭和30年(1955)の第2回岸田演劇賞受賞。のちに、昭和...
シェークスピアけんきゅう【シェークスピア研究】
《原題、(ドイツ)Shakespeare-Studien》ドイツの劇作家ルートウィヒによる演劇評論。著者没後の1871年に刊行。
シェークスピアげきじんぶつろん【シェークスピア劇人物論】
《原題The Characters of Shakespeare's Plays》ハズリットによる評論。1817年刊。
シェークスピアとドイツせいしん【シェークスピアとドイツ精神】
《原題、(ドイツ)Shakespeare und der deutsche Geist》グンドルフによる評論。1911年刊。ドイツにおけるシェークスピアの受容について、ドイツ文学の精神性をからめ...
しかしちろん【紫家七論】
江戸中期の評論書。1巻。安藤為章著。元禄16年(1703)成立。紫式部と源氏物語についての評論7編を収録。